翻訳依頼の際に用意すると品質アップが期待できる3つの書類とは?
公開日:2020.01.24 最終更新日:2020.03.09
「翻訳会社には、当然クオリティの高い翻訳をして欲しい!」
そうお思いの事業者様、必見!
実は、翻訳依頼の際、原稿以外にあるものを3種類用意して添えるだけで、翻訳のクオリティは上がるのです。
そこで本記事では、翻訳依頼の際に用意したい、原稿以外の3つのモノをご紹介します。
翻訳会社への依頼をご検討中の事業者様、過去に翻訳の仕上がりにガッカリしたことがある事業者様は、ぜひ最後までお読みください。
- 翻訳会社への依頼の際に用意したい3つのモノ
- それぞれを用意するメリット
翻訳会社に翻訳を依頼する際に用意したい、原稿以外の3つのモノ
翻訳会社に翻訳を依頼する際に用意したい原稿以外のモノは、以下の3つです。
翻訳会社に翻訳を依頼する際に用意したい原稿以外のモノまとめ
- 参考資料
- 用語集(業界用語や社内用語をまとめた資料)
- 表記統一ガイド(スタイルガイド)
ここからは、一つひとつ解説していきます。
依頼の際に用意したいモノ①参考資料
翻訳会社に翻訳を依頼する際は、まず参考資料を用意しましょう。
具体的には、新聞や専門誌のコピー、パンフレットやカタログなど同業他社の情報が載った媒体や、ネット上の参考URLなどです。
依頼する原稿の仕上がりイメージに近いものや、同じ分野のものを選びましょう。
参考資料の目的は、以下の3つです。
参考資料を用意する3つの利点
①訳文の使用目的を具体的に翻訳者に伝えられる
②仕上がりの程度を具体的に翻訳者に伝えられる
③専門分野の翻訳において、正確な訳出に必要な専門知識・最新情報などを翻訳者と共有できる
①の「使用目的」とは、例えば、訳文の使用目的がジャーナル投稿予定の学術論文なのか、一般向けの解説文書なのか、技術書なのか、などです。
②の「仕上がりの程度」とは、例えば、原文に忠実な翻訳なのか、簡単な表現で意訳したものなのか、ざっくり大意が分かればいい程度なのか、などです。
百聞は一見に如かずで、納品物のイメージに近い実際の文書を翻訳者に提示することで、希望の翻訳に近づけてもらうことができます。
依頼の際に用意したいモノ②用語集(業界用語や社内用語をまとめた資料)
翻訳会社に翻訳を依頼する際は、次に業界用語や社内用語をまとめた用語集を用意しましょう。
具体的には、以下のリストを作ります。
- 定訳(既存訳)がある専門用語
- 複数の訳出が可能な固有名詞
- 業界特有の言い回し
- 社内独自の表現
など
用語集を翻訳者に提供すると、情報不足による誤訳を大幅に減らすことができます。
また、訳語のばらつきも抑えられます。
依頼の際に用意したいモノ③表記統一ガイド(スタイルガイド)
翻訳会社に翻訳を依頼する際は、表記統一ガイド(スタイルガイド)も用意しましょう。
具体的には、以下についてのマニュアルを作ります。
- 文体
- 表記のルール
- 数字や文字の記述規則
- 使用してほしい表現や避けてほしい表現
など
表記統一ガイド(スタイルガイド)を提供することで、翻訳者と仕上がりのイメージを共有することができます。
翻訳の仕上がりイメージを共有することで、望むテイストの翻訳文章を受け取ることが可能となります。
また、細かな修正を繰り返して文章全体のバランスが取れなくなる、といったトラブルを避けることもできるでしょう。
翻訳会社に依頼する際は、積極的な情報提供の用意をしてクオリティを上げよう!
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、翻訳の品質を上げるために何をすべきか?がご理解いただけたと思います。
翻訳会社に翻訳を依頼する際は、積極的に情報を提供し、イメージをすり合わせることで齟齬をなくし、高品質な翻訳文を受け取ることができます。
「じゃあ、こっちの提供した資料を読み込んで、誠実に翻訳してくれる翻訳業者が必要だ!」
そうお気づきになられた事業者様は、ぜひEMEAO!コンシェルジュにその旨お伝えください。
翻訳をご依頼なさりたい文書の分野や特徴、ご要望を詳しくヒアリングし、最適解をご提案できる翻訳業者をすぐに無料でご紹介いたします!
この記事を書いた人
編集部員 M・S
編集部員のM・Sと申します。EMEAO!のコンテンツの取材、編集、ライティングを担当させていただいております。複雑な情報を分かりやすく整理し、忙しい皆様にとって読みやすい記事にまとめてご提供させていただきます!よろしくお願いします!