CRMとは?マーケティング成功につながるデータ活用法とともに解説
公開日:2020.01.07 最終更新日:2020.09.09
事業の成功においては、契約さえしてもらえればそれで終わり、ではありません。
顧客を理解し、良好な関係を築いていくことが長期的な成功につながります。
今回は、マーケティングにおけるCRMの重要性や、どのようなことが期待できるのかという点を解説していきます。
現在のマーケティングに課題を感じられている企業の担当者様は、ぜひご覧ください。
- マーケティングにおけるCRMという言葉の意味
- CRMによって実現できること
- CRMにおける効果的なデータ活用法
マーケティングにおけるCRMとは何か
CRMは、元々は「顧客管理」を意味する単語です。
本項ではCRMを顧客管理の仕組み、CRMツールを顧客管理ツールとしてそれぞれ表記していきます。
CRMとは
CRMとは、企業と顧客の関係性をしっかりと構築し、着実なマーケティングを行う手法のことをさします。
「Customer Relationship Management」の頭文字をとってこのように呼ばれています。
一時的な契約をとることよりも、時間をかけて良好な関係を築いていくことで収益を上げることを目的としています。
このCRMを効率的かつ正確に行うことのできるツールをCRMツール、あるいは単にCRMと言います。
CRMツールの基本的な機能については、こちらの記事をご覧ください。
CRMの仕組み
CRMの得意分野は、蓄積されたデータをもとにニーズに沿ったマーケティングを行うことです。
ここで言うデータとは、主に3つに分類することができます。
顧客管理に必要なデータの種類
- 人口統計的変数…年齢、性別、家族構成、職業などパーソナルな属性
- 心理的変数…興味関心、ライフスタイル、性格など心理的な特徴
- 地理的変数…地域、人口密度など土地の特徴
他にも、商品の使用頻度や評価している品質、購入した製品の性能など、細かな情報を蓄積することでニーズが見えていきます。
また、下記のようなフローを繰り返していくことでマーケティングの成功が見込めます。
データの蓄積→蓄積したデータの分析→分析したデータを活用したマーケティング
ニーズを正確に分析してアプローチすることがマーケティング成功の鍵です。
また、データの蓄積によって分析の精度が増すため、常日頃から小まめに顧客データを一元化できるよう意識しましょう。
マーケティングにおける効果的なCRMの活用方法とは
CRMを扱ったマーケティングの目的は、顧客満足度の向上とそれに伴う売上の向上です。
需要を分析し、どうすれば顧客と企業がWin-Winになれるのかを考えましょう。
効果的な顧客データを活用したマーケティングは、いわば顧客とのコミュニケーションです。
データをもとにサービスを改善したり、需要に応えた商品の提供などが挙げられます。
例えば、店舗のマーケティングであれば、データをもとに陳列や動線を変え、スムーズに買い物のできる売り場作りができます。
また、登録された会員情報をもとに誕生月限定クーポンを送付することなども、顧客管理に基づいたマーケティングといえます。
CRMツールであれば、自動配信でメールやアプリと連携させて割引券やポイントを付与することもできます。
CRMによって、顧客を優良顧客へ育てることを可能に。蓄積データからニーズを引き出してマーケティングへの活用を
今回は、CRMの目的や手順を解説しました。
顧客データをもとに需要を分析し、顧客満足度を上げ長期的なマーケティングを行うことで、企業と顧客の双方にメリットのある関係が構築できます。
CRMツールを導入することによって、顧客管理をより効率的に、正確に行うことができます。
EMEAO!では、予算感や企業規模をお伺いし、適切なツールをご紹介いたします。
CRMツールの導入をご検討の際は、ぜひお問い合わせください。
この記事を書いた人
編集部員 城下
EMEAO!編集部員の城下です。雑誌編集者と人材コーディネーターの勤務経験を生かし、現在はWebコンテンツの作成を担当しています。業者選定ガイドでは真っ白でクリーンな情報を届け、皆様にとって有益な知識の溢れるお城となるようなメディアを目指します。よろしくお願いします!