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公開日:2019.08.30 最終更新日:2025.09.01
本記事では、ポスティングにかかる料金について、内訳からそれぞれの項目の料金相場まで詳しく解説いたします。
ポスティングの外注をお考えの事業者様は、ぜひ予算立てのご参考にご覧ください。
本記事は、EMEAO!提携の優良ポスティング会社であります株式会社ポスネット様にご監修いただきました。


ポスティングの費用が決まる条件は複数あります
さっそく、ポスティングにかかる料金の相場をお伝えすると、デザインから発注しカラーで両面印刷したチラシを、軒並み配布した場合の料金相場は1枚あたり約12.5円となります。
以下の表にはその他にもいくつか費用相場の例を出しています。
ただし、依頼内容によって相場は大きく変動するのであくまで目安として考えてください。
| チラシデザイン・ 印刷・配布 | チラシの印刷・ 配布 | 配布のみ | |
| デザイン料金 | 6万円 | – | – |
| 印刷料金 | 2万5,000円 | 2万5,000円 | – |
| 配布料金 | 4万円 | 4万円 | 4万円 |
| 合計 | 12万5,000円 (12.5円/枚) | 6万5,000円 (6.5円/枚) | 4万円 (4円/枚) |


ここからはポスティングにかかる料金の内訳を紹介します。
ポスティングを業者に依頼する際に発生する費用は以下の3項目です。
上記の内訳のなかでも、チラシのデザインや印刷を自社で行えば、業者に払うのは配布料金だけで済みます。
また、配布エリアが広いほど配布料金が高くなる傾向があるので注意が必要です。
続いて、各項目にかかる料金の相場を確認していきましょう。
業者にチラシのデザインを依頼した場合の料金の相場は、A4サイズで2万~6万円程度です。
以下の表のようにフルカラーか単色か、両面印刷か片面印刷かによって金額が変動します。
| 色数 | 片面のみデザイン | 両面デザイン |
| 単色 | 2万円~ | 5万円~ |
| フルカラー | 3万円~ | 6万円~ |
印刷料金の相場は、A4サイズであれば1万部で2万円~です。
以下の表のように、両面印刷にしたりサイズを大きくすると料金が上がります。
| チラシサイズ | 片面印刷 | 両面印刷 |
| A4 | 2万円~ | 2万5,000円~ |
| B4 | 3万円~ | 3万5,000円~ |
サイズが大きいと料金が高くなる理由は、B4サイズ以上のチラシには、ポスティングしやすいサイズに折る「折加工」が必要だからです。


配布にかかる料金の相場は、1万部の場合4~5万円程度です。
配布料金はいくつかの条件によって変動しますが、以下の表では配布先のセグメント方法ごとの料金相場を紹介します。
| 配布先の建物 | 1万部配布する場合の配布料金 |
| 軒並み配布 | 4万円~ |
| 集合住宅のみ | 5万円~ |
| 一戸建てのみ | 5万5,000円~ |
ポスティングの配布料金は、配布先のセグメント方法以外にも、いくつかの条件によって変動します。
ポスティングにおいて、一番多くの方がご利用されているのが、集合住宅・一戸建ての両方に配布する「軒並み配布」で、一番料金を抑えられる配布方法です。
ただし、全戸配布の際に世帯数が多いエリアほど料金が安くなる傾向があります。
特に大型マンションが多ければ配布をする速度が速くなるため、単価が安くなるケースが多いです。
逆に戸建ての多いエリアでの全戸配布は、料金が比較的高くなることがほとんどなので注意しましょう。
建物が少なく、建物と建物の距離が大きく空いている地域であれば配布に時間がかかります。
そのため地方であるほど配布料金が高くなる傾向にあります。
サイズが大きくなるほど配布料金が高くなります。
A4以下のサイズであれば費用を抑えられます。
枚数が増えるほど、配布に割く人員が増えるので、配布枚数と比例して料金は高くなります。
1人で配布できる枚数は1時間あたり100~300枚とされているため、1日の配布枚数には限界があります。
もし短期間で大量のチラシを配布したい場合、それだけスタッフを増やす必要があるので料金が高くなります。
自社のチラシのみを配布してもらうことを「単配」といい、他社のチラシとまとめて配布してもらうことを「併配」といいます。
ポスティング会社にとって、スタッフの人数を抑えてできるだけたくさんのクライアントのチラシを一度に配布できるため、併配のほうが費用は安くなります。
しかし、併配では自社のチラシが他社のチラシに埋もれてしまって気付かれない可能性もあるため、少しでも自社のチラシを目立たせたい場合は多少割高になっても単配がおすすめです。
ここからは、ポスティングにかかる費用を、依頼内容別と配布エリア別にわけてシミュレーションします。
具体的な費用感を掴むことで、自社で依頼する場合にどのくらい予算がかかるのかを把握できるでしょう。
A4のチラシ1万枚をローラー方式で配布した場合、3〜5万円程度の費用がかかります。A4サイズなら小さくてかさばらないため、比較的安く抑えられます。
ローラー方式は、指定エリアの全建物に対してチラシを投函する方法です。効率よく配布できるため、安価で依頼できます。
しかし、業者によっては最低配布部数が設定されているところがあります。
A4サイズのローラー方式によるポスティングであっても、最低配布部数の関係から、2万円以下の低料金で依頼できるケースは少ないでしょう。
なお、ポスティングだけでなく、チラシのデザインから依頼する場合はさらに費用がかかります。
たとえば、A3サイズのチラシをデザインから依頼し、セグメント方式で配布した場合の費用目安は12万〜18万円程度です。内訳は以下のとおりです。
| デザイン | 2万~8万円 |
| 印刷 | 1万~3万円 |
| ポスティング(セグメント方式) | 7万~10万円 |
大きなサイズのチラシは視認性が高く、読み手に興味を持ってもらいやすいですが、その分費用がかさみます。また、投函の対象を指定するセグメント方式の場合、配布に手間がかかるため、1枚あたり7円程度が相場です。
さらに、カラーかモノクロか、両面か片面かなど、印刷の要素によっても費用が変動するため注意しましょう。
配布エリア別のシミュレーションでは、東京都と大阪府でローラー配布を実施した場合を例に挙げます。大阪府でチラシを配布した場合にかかる費用は以下のとおりです。
| チラシサイズ | 1枚当たりの費用 |
| B5 | 3~4円 |
| A4 | 3~4円 |
| B4 | 3〜4円 |
| A3 | 3.5~4.5円 |
| B3 | 4.5~5.5円 |
一方、東京都でチラシを配布した場合にかかる費用は以下のとおりです。
| チラシサイズ | 1枚当たりの費用 |
| B5 | 3~4円 |
| A4 | 3~4円 |
| B4 | 3〜4円 |
| A3 | 4~5円 |
| B3 | 5~6円 |
上記はあくまでも目安です。配布地域の建物の密集度や、集合住宅が占める割合によっても費用は異なります。
たとえば東京都の場合、マンションが多い23区内と、戸建てが多い23区以外では、ポスティングにかかる費用が変わります。
配布を希望するエリアの特徴を理解したうえで、予算を組む必要があるでしょう。
相場よりも料金を抑えたいのであれば、自社でチラシを作成して配布だけを業者に頼む方法がおすすめです。
EMEAO!に寄せられるご依頼なかでも配布のみをご希望されるケースは最も多く、その場合は1枚4円ほどまでコストを抑えられます。
ただし、ポスティング業者に払う料金が高いほど、広告効果も大きくなる傾向があります。
費用対効果も意識しながら、予算の落としどころを見つけましょう。
ポスティング業者は、広告効果を上げるためのチラシデザインを作るノウハウがあるので、デザインから依頼したほうが効果が上がりやすいからです。
また、配布料金が高いポスティング業者は、スタッフの管理をしっかりしていたり、戦略を立てた配布を行っている場合があります。
ポスティングの料金を比較する際は、以下の2点に注意が必要です。
料金面で後悔しないためにも、あらかじめ確認しましょう。
順番に解説します。
相場と比較して料金が安すぎる業者には注意が必要です。
ポスティング業者が相場よりも安い料金を提示できる理由は、何点か考えられます。
以下に考えられる理由をまとめました。
せっかく費用をかけて実施するポスティングなので、効果が出るように、業者選びの際にサービス内容をよくチェックしましょう。


ポスティングの費用を比較する際は、基本料金だけでなくオプションも確認しましょう。配布エリアや期間、枚数によっては、別途料金が発生する場合があります。
基本料金が安くても、オプションを追加した結果、他の業者に依頼するほうが安かったというケースも珍しくありません。
配布エリアや枚数など、希望の条件が詳細に決まっている場合は、それらを伝えたうえで見積もりを作成してもらいましょう。
ポスティングを外注するなら、依頼費用以上の反響を得たいところです。ここからは、ポスティングで成果を出す方法を解説します。
順番に見ていきましょう。
ポスティングの一般的な反響率は、0.1〜0.3%といわれています。
3万円で1万枚のチラシを月1回配布した場合、商品の購入につながるのは30人程度の計算になります。30人からの売上で依頼費用分を取り返す、もしくはそれ以上の効果がなければ、ポスティングを実施する意味はありません。
自社サービスの平均単価をふまえたうえで、費用対効果に見合うのかをチェックすることが重要です。
ポスティング業者では、チラシを配布するためにスタッフを雇っています。
スタッフの教育が実施されていないと、配布禁止の建物へ投函したり、配布先を間違えたりするなどのトラブルが発生する恐れがあります。
また、スタッフがGPSで管理されていない場合にも注意が必要です。配ったように見せかけて、実際にはチラシを捨てていたケースも珍しくありません。
スタッフの管理体制や作業証拠を提示してくれる業者を選びましょう。中には配布報告のレポートを作成してくれるところもあります。
ポスティング業者によっては、配布可能エリアや枚数が制限されている場合があります。
地域密着のサービスを提供していたり、少数精鋭のベテランスタッフのみで配布作業をおこなったりする業者はその傾向が強いです。
たとえば、東京23区内と神奈川県横須賀市のように希望エリアが離れている場合、東京都に特化した業者では対応できません。
希望エリアや配布枚数に対応できるのかを確認したうえで依頼しましょう。
ポスティングでは、配布以外にもデザインや印刷、折り込み作業などで費用がかかります。
チラシのデザインは自社で対応できても、印刷や折り込みは数が膨大なため、外注に依頼せざるを得ません。
中でも注意したいのは、チラシの折り込みにかかる費用です。大きいチラシを制作した場合、広げたままではポストに投函できないため、半分もしくは3分の1程度に折る必要があります。
配布以外にどのような費用がかかるか確認したうえで、ポスティングを依頼しましょう。

チラシサイズ、配布枚数の目安やおすすめ配布方法をご紹介
ポスティングを業者に依頼する際は、チラシのサイズや配布方法、配布枚数など、依頼者側が細かい条件を決める場合がほとんどです。
これらの条件によって、見積もりの際に出てくる金額も大きく変わります。
しかしポスティングを初めて行うという場合は、どう条件を決めればいいかわかりませんよね
ここからは、一般的に配布されるチラシサイズや配布枚数などの目安や、おすすめの配布方法を紹介します。
一般的にポスティングで配布されるチラシサイズは、折らずに投函できるA4またはB5サイズがほとんどです。
ただし、ポスティングで配布されるチラシのサイズは、業種や目的によって最適なものが異なってきます。
たとえば、大型のA3サイズは、スーパーの特売など情報や商品の画像を多く載せたいときにピッタリです。
また、修理サービスならトラブル時にすぐに連絡してもらえるように、冷蔵庫に貼れるA7サイズのマグネット型がおすすめです。
ポスティング業者が行う配布方法としては、以下のような方法があります。
【全戸配布】
指定エリアにある全ての住宅に投函する配布方法
【軒並み配布】
住宅形態を問わず指定エリア内の住宅にランダムに投函する配布方法
【セグメント配布】
投函先の住宅形態を指定する配布方法。集合住宅や戸建てなどの指定が可能
一般的に行われる配布方法は、軒並み配布です。
軒並み配布は業者側の手間が少ないため、比較的料金は低く設定されています。
ただし、軒並み配布では反響率が低くなりがちなので、ターゲットを絞ったセグメント配布や全戸配布も視野に入れましょう。
また、業者に最適な配布方法を相談すると、戦略的な配布方法を提案してくれます。
EMEAO!によせられるお問い合わせでは、1~2万枚ほどでポスティングを依頼している企業が多いようです。
ただし、チラシの配布枚数は選定エリアや業種によって、最適な配布枚数が異なります。
ポスティングによる反響率は平均0.1~0.3%前後といわれているので、想定集客数と配布コストを計算して配布枚数を決めるとよいでしょう。
今回はポスティングにかかる料金について、内訳から各項目の料金相場まで解説しました。
ポスティングにかかる料金の相場は、デザインとカラーの両面印刷、軒並み配布という条件で依頼する場合、1枚当たり約112.5円です。
ただし、条件によって金額は大きく変動するので、本記事で紹介した料金相場を参考にざっくりとかかる料金を計算してみましょう。
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異業種で営業経験を積んだのち、Web業界に可能性を感じて株式会社ecloreに中途入社。
現在は、お客さま対応を担う。年間実績として、120社を超えるクライアントのSEOコンサルを担当。
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