ポスティングは反響率が重要!効果測定をするための方法を解説
公開日:2020.02.26 最終更新日:2024.03.06
ポスティングを業者に依頼するのであれば、投資した金額に対してどれぐらいの反響率があるかを知る必要があります。
ポスティングの反響率を調べることを『効果測定』といい、業者が調査・記録してきたデータを元に反響率を割り出します。
ポスティングの利用を考えている事業者様のなかには、効果測定のやり方を知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、ポスティングの効果測定をするときの基本的な方法を解説していきます。
ポスティングの高い効果を期待している事業者様は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ポスティングの効果(反響率)はどのくらい?
ポスティングの反響率は、0.1〜0.3%といわれています。
取り扱うサービスやチラシの内容によって数値は異なりますが、まずは平均値を知ったうえで、目標の反響率を定めることが重要です。
初回は薄くなりやすい傾向があるため、それを考慮して反響率を0.1%程度に設定するのがおすすめです。
一度のポスティングで10人からの反応を目指す場合、以下のように計算すれば、必要な配布枚数を求められます。
10÷0.001=10,000(件)
この場合、1万枚配布しても目標にした人数から反応が得られなかったなら、ポスティングの方法に改善が必要だとわかります。仕組みを念頭に置いたうえで、ポスティングにおける効果測定を実施しましょう。
ポスティングにおける効果測定方法
ポスティングにおける効果測定の条件として、通常の来訪客とポスティングによって来訪した顧客を見分けなければいけないことが前提です。
一般的に見分けに使われる方法としては、クーポン券を使った方法と直接聞くやり方があり、業種の形態によって適している方法が異なります。
たとえば美容院のような事前予約制の業種の場合、顧客と直接やり取りができることが多いので、「何を見て当店を知ったか」を直接聞くことができます。
飲食店のように直接顧客が来店するような業種では、チラシにクーポン券を付けるといった工夫でポスティングに反応して来訪したかどうかを確認できます。
配ったチラシの数に対して、どのくらいの顧客が反応してくれたのかを確認することで反響率がどれくらいなのかを知ることができます。
また、配布枚数や配布エリアや配布期間などの細かいデータがあれば、精度の高い効果測定が可能であり、ポスティング業者にそのデータの収集も依頼できる場合もあります。
効果測定のためにポスティング業者収集できるデータとは
より精度の高い効果測定をするために必要なデータの収集は、業者に任せることも可能です。
業者が集められる効果測定に必要な主なデータを、以下にまとめました。
ポスティング業者が収集できる主な効果測定のデータ
- エリアごとの配布枚数
- 配布エリア
- 配布した日にち
上記の項目は、効果測定の精度をあげるために必要なデータです。
エリアごとの配布枚数を指定して計測することによって、枚数の割に反響が多かった地域を割り出しやすくなり、配布した日付を記録することで効果的な時期を確認することができます。
このようなデータを収集し分析することで、次に行うポスティングをより効果的に行えるよう戦略を立てられます。
ポスティングにおける効果測定のコツ
エリアごとの反響率を割り出すことは重要ではありますが、来店型の業種の場合だとなかなかエリアごとの来訪客を見分けることは難しいですよね。
そこで、効果測定をする際のコツとしてクーポンの色を配布エリアごとに分けるという手法があります。
クーポンの色を配布エリアごとに分けることによって、正確な来訪客の正確なエリアが把握できます。
また、クーポンの色を配布エリアごとではなく一軒家やマンションなどの居住形態ごとに分けることによって、一人暮らしの顧客が多いのか家族連れが多いかなど、ターゲットにすべき層の目安にもなります。
ポスティングの効果的な配り方
効果測定を実施した後は、より高い反響を出すために、配布方法を改善する必要があります。ここからは、ポスティングの効果的な配り方を6つ紹介します。
- ターゲットやチラシの内容を明確にする
- チラシのデザインを工夫する
- 配布エリアの特徴からニーズを把握する
- 継続的にポスティングをおこなう
- チラシ限定の特典をつける
- 配布する時間や曜日に注意する
順番に見ていきましょう。
ターゲットやチラシの内容を明確にする
ポスティングを実施する際は、ターゲットやチラシを配布する目的を明確にしましょう。
たとえば、店舗周辺の顧客を獲得したいなら、店舗から3km圏内の住宅に向けてチラシを配布するといった対策を取るのが効果的です。
また、絞り込んだターゲットに合わせて、チラシの内容を工夫することも重要です。自社のサービスとマッチする顧客像を立て、その人が求めるような内容をチラシに記載すれば、反響率アップにつながるでしょう。
チラシのデザインを工夫する
投函したチラシは高い確率で手に取ってもらえますが、読まずに破棄されては意味がありません。
自社の商品やサービスをアピールすることも重要ですが、まずは手に取った人がチラシに興味を持つようなデザインやキャッチコピーを盛り込む必要があります。
商品の特徴を表したキャッチコピーを目立つ位置に記載したり、漫画形式にして目に留まらせたりする手法が効果的です。
自社でデザインが思い浮かばない場合は、制作会社やプロのデザイナーに依頼して、代わりに制作してもらうのもよいでしょう。
関連記事:ポスティングの反響が上がるチラシデザインの3つのポイント
配布エリアの特徴からニーズを把握する
ポスティングを実施する前に、配布エリアの特徴を確認しましょう。
どのような店舗や商業施設があるか、世帯の特徴、住民のライフスタイルの傾向など、具体的に把握することが重要です。地域の特徴がわかれば、住民のニーズにあうチラシを作成できるため、ポスティングの効果が高まります。
継続的にポスティングをおこなう
ポスティングは、一度の実施で大きな反響を得られるものではありません。効果測定を実施して、どのくらい反応があったのかを分析しつつ、継続的に実施する必要があります。
もちろん、毎回同じエリアで同じ内容のチラシを投函し続けても効果は見込めません。反応を見つつ、内容やデザインを定期的に見直すことが重要です。
チラシ限定の特典をつける
チラシに割引クーポンを印刷したり、持参した人限定の特典をつけたりすることも有効です。
とくに飲食店や小売店など、直接来店する必要があるサービスの場合は、反響率が高まりやすいでしょう。
しかし注意点として、特典をつける際は使用期間をわかりやすく記載しなければいけません。期間切れに気が付かないまま来店した方がいた場合、クレームにつながる恐れがあります。
配布する時間や曜日に注意する
ポストの中に何枚もチラシがあると、自社のチラシを見てもらえない可能性が高まります。そのため、チラシを配布する時間や曜日にも注意しましょう。
ポスティングに最適な曜日は土曜日です。仕事で忙しい平日よりも、時間に余裕のある週末のほうが投函物を見てもらえる確率が高まります。
なお、金曜日はチラシが投函されやすい曜日のため避けるのが無難です。
時間帯は、朝7〜8時もしくは夜6〜7時がよいでしょう。夜8時以降になると、配る側が投函禁止の張り紙を見落としやすくなります。また、夜間に住宅を回る行為を不審に思われる恐れもあるため控えましょう。
ポスティングの効果測定には細かいデータの収集が必要!
以上、ポスティングの効果測定をするための方法について解説してきました。
ポスティングは、効果測定を行って反響率を把握することが重要といえます。
効果測定にはまず通常の顧客と、ポスティングに反応した顧客の見分けをする必要があり、ポスティングに反応した顧客の中からさらにエリアごとや有配布時期を割り出すことで、戦略的な配布が可能となります。
配布期間やエリアごとの配布枚数は、ポスティング業者が配布時の詳細を記録することにより分かりますが、対応できる業者は限られています。
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ポスティングによって高い反響率を得たいとお考えの事業者様は、EMEAO!のご利用をご検討ください。
この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!