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公開日:2024.01.23 最終更新日:2025.08.22
ISOの認証取得を目指している方は、どの認証機関を選べばいいか迷っていませんか?
今回は、ISO認証機関の特徴や選ぶ際に押さえるべきポイント、具体的な機関を解説します。
認証機関を迷わず決められるように詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ISOの認証機関とは、組織や企業がISOの認証を取得する際に審査を行う機関です。ISOの認証を取得するには、機関による審査を経て承認が必要です。
認証機関の審査では、組織や企業が国際規格であるISOの要求事項を満たしているかが確認されます。ほかにも、マネジメントシステムが実際に提出した文書の内容に沿って運用されているかもチェックされます。
ISOの認定機関とは、認証機関の審査を行う組織です。認証機関は、認定機関に審査・承認してもらわなければ、活動できません。
日本の認定機関は、JAB(日本適合性認定協会)、ISMS-AC(情報マネジメントシステムセンター)の2つです。両者の違いは、認証機関の認定分野にあります。品質や環境は、主にJABが行い、ISMS-ACは、ITサービスや情報セキュリティが専門です。
認定機関により承認されたISO認証機関は、各地に多く存在します。ここでは、ISO認証機関を選ぶ際のポイントを紹介します。
ISOの認証を取得する場合には、取得したいISO規格の審査を実施している認証機関を選ぶことが必要です。
対応できるISO規格は、認証機関によって異なります。例えば、品質マネジメントシステムであるISO9001を取得したい場合には、その認証審査をおこなっている機関を選ばなければなりません。
また、同時に別々のISO規格の認証取得をすることも可能です。異なるISO規格を同じ認証機関で審査してもらいたい場合は、それぞれの規格に対応しているかを確認しましょう。
どのマネジメントシステムに関するISOを認証取得するかを決めた上で、審査ができる機関を選ぶのがポイントです。
ISOの認証取得に必要な費用も、機関によってさまざまです。審査の費用は、企業や組織の業種や適用範囲などで変わります。
ISOの認証を取得する場合は、事前に予算を決めておきましょう。予算を設定してから、ISOの取得にかかる審査費用を認証機関に見積もることも大切です。
いくつかの機関から見積もってもらうこともポイントです。
ISOの認証を取得する際は、かかる日数も把握しましょう。審査では、企業や組織内の現地審査が行われ、機関によってスケジュールも異なります。
審査に必要な文書の作成や方針の策定などにかかる時間も考慮し、見積もった日数で審査をしてくれる認証機関を選ぶことが大切です。希望日程に合わせて対応してくれる機関であれば、スムーズに審査を受けることが可能です。
ここでは、ISOの認証機関をいくつか紹介します。
| 認定番号 | 名称 | 略称 |
| CM001 | 日本規格協会ソリューションズ株式会社 審査登録事業部 | JSA-SOL |
| CM002 | 日本検査キューエイ株式会社 | JICQA |
| CM003 | 日本化学キューエイ株式会社 | JCQA |
| CM004 | 一般財団法人 日本ガス機器検査協会 QAセンター | JIA-QA Center |
| CM005 | 一般財団法人 日本海事協会 | ClassNK |
| CM006 | 日本海事検定キューエイ株式会社 | NKKKQA |
| CM007 | 高圧ガス保安協会 ISO審査センター | KHK-ISO Center |
| CM008 | 一般財団法人 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター | JUSE-ISO Center |
| CM009 | 一般財団法人 日本品質保証機構 マネジメントシステム部門 | JQA |
| CM012 | SGSジャパン株式会社 認証・ビジネスソリューションサービス | SGS |
その他の認証機関は、「日本適合性認定協会」のホームページで確認できます。
ここでは、ISOの認証制度や認証取得に関するよくある質問について解説します。
ISO認証制度とは、企業や組織のマネジメントシステムが、国際的な基準を満たしていることを証明する制度です。
ISO認証制度には、各マネジメントシステムに合わせたISO規格の要求事項が定められており、ISOを認証取得する際に満たす必要があります。またISO認証取得に関する審査を行うのは、認定機関によって承認された認証機関です。
ISO認証制度によって、企業のマネジメントシステムを証明するため「マネジメントシステム認証制度」とも呼ばれます。
ISOの認証機関は、審査にあたって企業や組織と契約を締結します。ただし、認証機関による審査について満足できない場合や疑問がある場合は、契約期間の途中でも変更できます。
審査費用や審査のクオリティなどには、認証機関ごとに差があります。契約した認証機関を変更することで、企業や組織のマネジメントシステムの運用の改善が見込める場合は、変更を検討しましょう。
なお認証機関の変更には、企業や組織内で変更に必要な書類をそろえる必要があります。
ISOの認証を取得することで、組織外に国際規格の要求事項を満たしていることを示せます。
ISOの認証取得は、製品やサービスの質の向上にも役立つため、社会的な信頼を得ることにもつながります。加えて、顧客の満足度の向上も期待できます。
費用や準備のコストがかかりますが、ISO認証の取得には大きなメリットがあります。
ISO認証機関は、ISOを認証取得するために必ず利用しなければいけません。多くの認証機関があるため、どれを選べば良いか迷うこともあるかもしれません。
審査できるISO規格や費用、取得までの日数は、認証機関によって異なります。本記事でお伝えしたポイントを、ISO認証機関選びの参考にしてみてください。
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現在は、お客さま対応を担う。年間実績として、120社を超えるクライアントのSEOコンサルを担当。
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