2019.11.01

労働安全に関する規格、OHSAS18001とISO45001の違いとは?

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労働安全衛生マネジメントシステムの規格であるOHSAS18001は、2021年3月11日までに廃止され、ISO45001へ移行します。

移行にあたり、そもそもOHSAS18001とISO45001はどこが違うのか分からない、と疑問に思っている事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、OHSAS18001とISO45001それぞれの概要と、2つの規格の違いを解説します。

現在OHSAS18001の認証を受けている組織の担当者様、これからISO45001の認証を取得しようとしている組織の担当者様は、ぜひ参考にしてください。

労働安全衛生マネジメントシステムとは

労働安全衛生マネジメントシステムとは、企業が労働安全衛生を向上させ、労働災害のリスクを削減するための戦略的なリスクマネジメントツールのことです。

このマネジメントシステムには、関連する法規制を遵守しながら、継続的に組織の労働安全衛生を改善していくためのプロセスが盛り込まれています。

組織は、労働安全衛生マネジメントシステムに従いPDCAを行うことで、現在だけでなく将来的なリスクまで管理し、改善することを目指します。

労働安全衛生マネジメントシステムの規格、OHSAS18001とISO4500

OHSAS18001とISO4500は、どちらも上述の労働安全衛生マネジメントシステムの規格です。
OHSAS18001とISO4500は従業員の安全な労働環境を整えるための枠組みで、企業のマネジメントシステムがこれらの規格に沿っている場合、認証を取得できます。

これらの認証を受けることは、従業員の生産性向上や労働意欲の向上、および企業の信頼につながります。

OHSAS18001の概要

OHSAS18001は、英国のBS8800規格をもとに1999年に発行された労働安全衛生マネジメントシステムの規格です。
OHSAS18001の要求事項は、大きく分けて以下のように構成されています。

OHSAS18001の要求事項

  • 一般要求事項
  • OHS(労働安全衛生)方針
  • 計画
  • 実施及び運用
  • 点検
  • マネジメントレビュー
    引用:Bis

上記の要求事項が示すように、OHSAS18001は、組織がPDCAを回すことで効率的に労働に関するリスクを管理・運営するための、マネジメントシステムの規格です。

ISO45001の概要

ISO45001は、ISO(国際標準化機構)が2018年3月12日に発行した、世界初の労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格です。
ISO45001の要求事項の内容は、OHSAS18001とおおよそ同じですが、以下の5項目が追加されています。

ISO45001の追加要求事項

  • 組織及びその状況の理解
  • 働く人及びその他利害関係者のニーズ及び期待の理解
  • リーダーシップ及びコミットメント
  • リスク及び機会の評価
  • インシデントの是正処置
    引用:ISOコム株式会社

ISO45001に基づいて、経営者だけでなく各従業員を含めた組織全体が、安全に対する文化を理解し、問題点を明確にし、是正することを求められます。
また、OHSASI18001が労働安全衛生に関するリスクのみ対象としているのに対し、ISO45001は悪評といったリスクも評価対象となっています。

注意!OHSAS18001からISO45001へ移行が必要

OHSAS18001は、2021年3月11日に失効します。
そのため現在OHSAS18001の認証を受けている組織は、新しい規格であるISO45001の認証へ移行する必要があります。

OHSASは、Occupational Health and Safety Assessment Seriesの頭文字を取ったものであり、国際コンソーシアムによって開発された労働安全衛生マネジメントシステムです。

OHSAS18001の導入数の増加に伴い、国際規格であるISO化しようという意見が強まった結果、国際規格(IS)が発行され、ISO45001への移行へと至りました。

ISO45001は国際間の取引をスムーズにするための国際規格ですが、国際取引のない企業には、国内規格としてそのまま適用されます。

OHSAS18001とISO45001の大きな違いは「安全文化」が評価対象となっていること!

いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことでOHSASI18001とISO45001noの違いがご理解いただけたと思います。

OHSASI18001と比較した際のISO45001の大きな特徴は、「安全文化」が評価対象となっている点です。
そのためISO45001では、労働安全衛生に関するリスク以外のリスクも評価対象とします。
OHSASI18001からISO45001へ移行するには、自社の安全文化を把握し明確化することが不可欠となります。

ISO45001への移行は、2021年と2年後に迫っています。
スムーズに移行をするために、コンサルティング会社にサポートを依頼してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

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編集部員 M・S

編集部員のM・Sまたの名を柴犬マニアの「シバー」と申します。 趣味は柴犬ウォッチング、特技はミックス犬の系統当てです。 「柴」の意味である「小ぶりな雑木」を手入れするように、いろんな情報を整理し、分かりやすくまとめます! 皆様のお役に立てる記事の作成に努めます。よろしくお願いします!

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