ISO認証の維持審査と更新審査にかかる費用の相場
公開日:2019.11.01 最終更新日:2021.07.14
本記事では、ISO認証の維持や更新審査にかかる費用と、更新をしたほうがいいメリットを紹介します!
ISO認証を取得している企業の担当者様は、ぜひご一読ください。
なお、新規でISO認証を取得する際の費用についてはこちらのISO認証取得の費用相場をご覧ください。
ISO認証の維持・更新にかかる費用の相場
ISO認証は、取得した翌年から2年間、2回の「維持審査」と1回の「更新審査」を受ける必要があり、それぞれ費用がかかります。
また、確実に審査に通過してISO認証を維持・更新するために、コンサルにサポートを依頼する場合はコンサルt料金が別途必要になります。
そのため、ISO認証の維持・更新にかかる費用はコンサル料金+審査費用の合計と考えておくとよいでしょう。
ISO認証の維持審査と更新審査は、新規取得とはかかる費用や審査される内容も変わります。
ISOの維持審査・更新審査の詳細については、こちらのISO認証の維持審査と更新審査の内容をご確認ください。
ISO認証の維持にかかる費用の相場
ISO認証の維持審査にかかる費用は企業規模によっても変動し、新規取得時にかかった費用の3割程度といわれています。
30人程度の小規模事業者の場合、維持審査通過のためのコンサル料が10万円程度、実際の維持審査にかかる費用が20万円程度の計30万円が相場です。
つまり、ISO認証の運用には最低でも年間30万円かかるということです。
ISO認証の更新にかかる費用の相場
ISO認証の更新審査費用も企業規模により変動し、新規取得時にかかった費用の6~7割ほどが相場となります。
ISO認証を更新審査にかかる費用は、コンサル料が20万円程度、審査費用が30~40万円程度の計50~60万円が必要です。
更新審査の費用が維持審査の費用よりも高い理由は、再登録の料金も含まれているからです。
ISO認証を維持・更新することのメリット
ISO認証の維持や更新には、多額の費用や審査のための準備などが必要となります。
しかし、費用や手間をかけてでも認証を維持するメリットがあります。
ここでは、ISO認証を維持・更新する2つのメリットを紹介します。
メリット①より良いマネジメントシステムを構築できるようになる
認証を新規取得した時は適切に機能していたマネジメントシステムも、時間が経てば企業や社会情勢の状況に合わない内容になっていきます。
そこで、ISO認証の維持や更新審査をきっかけに、会社全体でマネジメントシステムの改善に取り組むことができます。
常に社会情勢や企業内の状況に最適なマネジメントシステムにアップデートすることで、会社の価値をあげることが可能です。
メリット②ISO認証を維持することで会社の価値が向上する
ISO認証は取得・維持をするだけで、社会的に価値がある会社だと思わせることができます。
しかし、更新をやめてしまうと当然のことながらもう認証取得企業として名乗ることはできなくなります。
今まで名刺やポスター、ホームページ上などに掲示していた「ISO認証」のマークを載せることができなくなり、会社の社会的価値も下がってしまうでしょう。
また、一度認証を取得して維持が出来なかったことにより、取引先から不信感を持たれる悪影響を及ぼす可能性もあります。
ISO認証を更新することにより、信頼を損なってしまうリスクをなくすことができるというわけです。
ISO認証を更新することで常に最新のマネジメントシステムにすることができる
以上、ISO認証の維持・更新審査にかかる費用と、更新するメリットを解説してきました。
会社の価値をあげるためにも、情勢にあわせた最新のマネジメントシステムに常にアップデートする必要があります。
ISOの維持・更新審査は、マネジメントシステムのアップデートを会社全体で行うきっかけとなります。
ただし、正しいアップデートを行わないと審査は通過しません。
EMEAO!では、専門知識をもったコンサル会社にサポートを依頼することをおすすめします。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!