ISO9001認証の概要と取得するメリット・デメリット
公開日:2019.12.26 最終更新日:2021.05.19
この記事では、ISO9001とはどんな規格か、取得するメリット・デメリットを併せてざっくり紹介いたします。
ISO9001の認証取得を検討中の事業者様は、ぜひご一読ください。
ISO9001認証とは
ISO9001認証とは、企業に対して第三者機関が、提供するサービスや製品の品質を一定水準以上で提供できると認められたときに得られる規格です。
業務内容をマニュアル化し、品質マネジメントシステムを構築することで、継続的な顧客満足度向上を目指すことを目的としています。
具体的にどのようなことをするかというと、品質を統一・改善するために業務全体を見直してマニュアル化することです。
業務内容をマニュアル化し、品質の統一化を図り、問題点を見つけやすくすることで品質の改善・向上しようというのが品質マネジメントシステムであるISO9001です。
製品やサービスの品質が改善されると顧客満足度が高くなり、会社の売り上げにも影響を与えるでしょう。
ISO9001認証を取得するためには、第三者機関によって企業が一定水準以上の品質マネジメントシステムを構築できているかを審査してもらう必要があります。
気になるISO9001認証取得にかかる費用については、こちらのISO認証の取得にかかるトータルの費用相場をご覧ください。
ISO9001認証取得のメリット
- 新人の教育期間が短縮される
- 作業・品質の統一化がされる
- 社会的な信用が得られる
- 他社との取引を優位に進められる
ISO9001認証を取得することで得られるメリットは、取得するまでの過程で得られるメリットと取得後のメリットの2つに分けられます。
ISO9001認証取得の過程で得られるメリット
取得する過程でのメリットは、作業・品質の均一化やマニュアルを作成することで誰でも作業の再現ができることです。
新人に対してもマニュアルを元に指導することで、やり方を模索する時間なくし教育時間を短縮します。
また欠員が出た際にも、すぐに他の人を配置して同じ作業を指示することが可能になります。
ISO9001認証取得後に得られるメリット
ISO9001認証取得後のメリットは、一定以上の品質のサービスや製品を提供できるようになることはもちろん、社会的な信頼を得ることができ、他社との取引に役立つという点です。
企業によっては、ISO認証取得を取引の条件としている場合もあります。
そのため、ISO9001認証を取得していることで取引の機会を広げることもできます。
ISO9001認証取得のデメリット
- 取得後の維持にも審査がある
- 取得・維持には管理責任者の負担が大きくなる
- 作業の統一化をしたことによって、逆に能力の高い人のパフォーマンスを落としてしまう
ISO9001を認証取得することの大きなデメリットは、取得・維持を担当する管理責任者の負担が大きいことです。
ISO9001は認証取得後も審査があるため、常に文書作成や記録業務が発生します。
他の業務と並行できないほどの量になってしまうこともあるので、責任者を立てるときは気を付けましょう。
ISO9001を取得して、品質の改善・向上に取り組もう!
以上、ISO9001とはなにか、認証取得することのメリットとデメリットについて説明しました。
ISO9001は品質マネジメントシステムを構築して、第三者機関に一定水準以上であると認定されたときに、与えられるISO規格の1つです。
認証を保持し続けることで、社会的な信頼や業務改善にもつながります。
ただし、ISO9001の更新には専門知識が必要であり、コンサルティング会社にサポートを依頼することが一般的です。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!