スマホアプリエンジニアとは?業務内容と探し方を解説
公開日:2024.01.20 最終更新日:2024.04.17
新しいスマホアプリを開発するときには、エンジニアの存在が欠かせません。しかし、アプリエンジニアにはどのような開発を依頼できるのか疑問に思う人もいるでしょう。
そこで今回は、アプリエンジニアの業務内容、探し方を解説します。スマホアプリの開発をエンジニアに依頼したいと考えている人はご覧ください。
アプリエンジニアが開発するアプリとは?
アプリエンジニアが開発するアプリには、以下の3つがあります。
- スマホアプリ
- 業務系アプリ
- Webアプリ
それぞれ、詳しく解説します。
スマホアプリ
スマホアプリとは、スマートフォンにインストールして利用するアプリのことです。iOSやAndroidなどのオペレーティングシステム上で動作し、Google PlayやApp Storeなどアプリ配信ストアからリリースされます。
関連記事:iOSとAndroidのアプリ開発における違いとは何か
業務系アプリ
業務系アプリとは、企業が日常業務を効率化するために用いるアプリのことを指します。顧客情報の管理・売上の管理・社員の出勤状況の管理など、業務プロセスをシステム化するためのアプリがあります。
Webアプリ
Webアプリとは、インターネットブラウザを介して動作するアプリのことを指します。X(旧Twitter)やInstagramといったSNS、Amazon、楽天市場のようなショッピングサイト、Gmailなどのメールサービスも広義ではWebアプリに分類されます。
スマホアプリエンジニアと他のエンジニアとの違い
iOSやAndroidなどのプラットフォーム上で動作するアプリの開発に特化した技術や知識を持つエンジニアを、スマホアプリエンジニアと呼びます。ここでは、スマホアプリエンジニアについて、以下2つを解説します。
- システムエンジニアとの違い
- インフラエンジニアとの違い
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
システムエンジニアとの違い
スマホアプリエンジニアとシステムエンジニアには、担当する工程や専門分野に違いがあります。システムエンジニアは、より広範なシステムの設計と構築に関わり、企業や組織のITシステム全般を管理します。業務内容には、ネットワーク・サーバー・データベースの管理やセキュリティ対策なども含まれます。
対して、スマホアプリエンジニアは、主にiOSやAndroidなどのスマートフォン上で動作するアプリを専門に開発し、設計・開発・テスト・リリースなどを行います。
インフラエンジニアとの違い
スマホアプリエンジニアとインフラエンジニアは、担当する対象が違います。インフラエンジニアは、システムやインターネットを使うために必要なサーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を担います。
スマホアプリエンジニアが特定のアプリ開発に特化しているのに対し、インフラエンジニアはより幅広いITシステムの基礎構造の業務を担当する点で違いがあります。
スマホアプリエンジニアの業務内容
スマホアプリエンジニアの業務内容は、おもに以下3つに分けられます。
- システム設計・開発
- 動作テスト
- アプリの運用・保守
それぞれ、詳しく解説します。
関連記事:アプリ開発にかかる期間はどのくらい?手法別の目安も解説
システム設計
システム設計では、システムエンジニアが事前に定めた要件に基づいて、基本設計や詳細設計などの作業を行います。システムの画面構成や入出力する項目の定義といった、システム全体の仕様を決めていく段階です。
その後、詳細設計でプログラム開発に必要な内部処理の仕様を詳しく決めていきます。システム設計でのミスは後の工程に大きく影響するため、細心の注意を払う必要があります。また、機能性だけではなく、ユーザーの利便性やセキュリティ対策を含め、システム全体を俯瞰して設計を進めることが大切です。
開発
プログラム開発は、設計書に従ってプログラミングを進めます。使用するプログラミング言語の選定は、開発するアプリの特性や開発環境、企業の方針などによって変わります。
プログラミングが一通り完了した後は設計通りに機能するか、バグがないかを検証するデバッグ作業を行い、システムの品質を高めていくことが重要です。
動作テスト
アプリの開発が完了すると、以下の点を確認するため動作テストを行います。
- アプリが設計書通りに正確に動作しているか
- 処理速度や応答時間などの性能要件を満たしているか
- 要件を満たす全ての機能が実装されているか
- セキュリティ面に問題はないか
アプリの制作工程では、開発・動作テスト・クライアントへの報告といった一連の作業を繰り返し行います。最終的にクライアントから承認が得られたら、納品へと移ります。
アプリの運用・保守
開発したアプリの運用と保守も、スマホアプリエンジニアの重要な業務の1つです。定期的にアプリのメンテナンスを実施していきます。また、クライアントからの要望を受け、新機能を追加するなど改善作業も担います。
アプリに不具合や障害が生じた場合には修正対応が必要になるため、夜間や早朝など、業務時間外に緊急作業を行うこともあります。
スマホアプリエンジニアの探し方2つ
スマホアプリエンジニアに仕事を依頼するには、以下2つの方法があります。
- クラウドソーシングを利用する
- アプリ開発会社に依頼する
それぞれ、詳しく解説します。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングサービスを活用すると、フリーランスのスマホアプリエンジニアを効率よく探せます。クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトには、さまざまなスキルを持ったフリーランスエンジニアが登録しているためです。
クラウドソーシングサイトで探すときは、プロジェクトの詳細を投稿し、求めるスキルや経験、予算を明記します。エンジニアからの応募が来たら候補者を選び、委託契約を結びましょう。
アプリ開発会社に依頼する
スマホアプリエンジニアを探すには、アプリ開発会社に依頼するのも方法の1つです。インターネット検索や業界の口コミで信頼できる開発会社を見つけ、会社の実績や提供するサービスを確認し、自社のプロジェクトに合うかを検討しましょう。
開発会社にプロジェクトの詳細を説明し、見積もりを取ります。開発会社に依頼すると、プロジェクト管理から設計・実装・テストまで一貫して依頼できるのがメリットです。特に、大規模なアプリ開発や専門技術が必要なプロジェクトの場合は、適した方法と言えるでしょう。
まとめ:自社アプリの開発はスマホアプリエンジニアに依頼しよう
スマホアプリエンジニアとは、iOSやAndroidなどのオペレーティングシステム上で動作するアプリの開発を専門に行うIT技術者のことを指します。アプリの設計・開発・運用・保守といった業務を一貫して依頼することが可能です。
クラウドソーシングで探すか、アプリ開発会社に依頼して、アプリエンジニアに自社アプリの開発を依頼しましょう。
この記事を書いた人
hata