アプリ開発を外注するメリットと個人依頼・法人依頼の違い
公開日:2019.08.01 最終更新日:2023.10.20
自社に開発の技術がなくとも、専門技術のある個人かアプリ開発会社へ依頼すればアプリを開発できます。
では、個人と法人どちらに依頼するかで、具体的には何が違うのでしょうか?
本記事では、個人・法人にアプリ開発を依頼する際のそれぞれの特徴を解説します。
アプリ開発をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもアプリ開発を外注するメリットとは?
実はアプリは、専用ツールを使えば自分で作ることも可能です。
それでは一体なぜ、多くの企業がアプリ開発を個人や専門会社に外注しているのでしょうか?
アプリ開発の外注とは具体的に何をしてもらえる?
専門会社などにアプリ開発を外注した場合、例えば下記のような作業を行ってもらうことができます。
- アプリの企画
- 仕様書の作成
- アプリのデザインの構想
- プログラミング
- デザインデータの作成
- アプリ配信プラットフォームへの登録
「具体的にどのようなアプリを作るか」といった企画の段階から相談することも可能ですし、仕様書やデザインラフまでは自社で用意し、プログラミングを中心に依頼するという場合もあります。
アプリ開発を外注するメリット
専門知識に長けたプロにアプリ開発を外注する最大のメリットは、高品質なアプリをスピーディーに開発してもらえることです。
「高品質」というのは、こちらの希望する内容を高い再現性で実現してもらえるという点はもちろん、目をひくデザインやストレスを感じないスムーズな動作、不具合が起こりにくい設計などさまざまな部分における品質です。
プロに外注する場合、優良業者で尚且つ相場から大きく相違ない費用の範囲であれば、これらの点は最低限クリアしてもらえるはず。
無料ツールや独学の知識で自分で開発した場合、どうしても品質はプロに外注した場合と比べて下がってしまいます。
特に、企業が公式アプリとしてリリースする場合、たとえ開発したのは外部業者であっても、アプリの評判はその企業のブランドイメージに直結すると言っても過言ではありません。
昨今はさまざまなアプリが次々とリリースされており、ユーザー側も目が肥えているという状況です。
ユーザーに長く利用してもらうためにも、アプリから抱かれる印象にはしっかりとこだわりを持ち、プロへの外注で高品質なアプリを目指しましょう。
業者紹介サービスのEMEAO!へお問い合わせいただければ、高品質なアプリの実績が豊富なアプリ開発会社を完全無料でご紹介いたします。
アプリ開発の外注における「個人」と「専門会社」とは?
アプリ開発の受注を行っている「個人」とは、フリーランス、もしくは個人事業主のエンジニアのことをいいます。
まれに独学で活動している方もいますが、ほとんどの場合は専門会社で実務経験を積んだのち独立という流れです。
「法人」もしくは「専門会社」とは、その名の通りアプリの開発を専門で行っている企業のこと。
アプリだけでなく、Webサイトやシステムの開発も事業として展開している企業も多くあります。
アプリ開発の外注における個人・法人の6つの違い
個人と法人の主な違いは、上記の表のとおりです。
ここからは、6つのポイントごとに依頼先が個人と法人でどのように異なるか? を具体的に解説していきます。
- 依頼先の探し方
- 費用
- 開発者の技術
- 開発規模・作業スピード
- 開発遅延のリスク
- バグ対応
①アプリ開発の依頼先の探し方
まずはこちらの要望を形にできる開発者を探す必要があります。
個人へ依頼する場合は、TwitterやFacebookといったSNS、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスの利用などで、簡単に個人のフリーランスを探すことができます。
一方で、法人へ依頼する場合は、インターネット上で業者紹介サービスを使ったり、アプリ開発会社のホームページを探して見積もりをとることが多いでしょう。
法人の場合、ホームページ上で実績を確認できることが多く、サービスに登録している業者であればそのサービスの審査に通過している優良業者であることがほとんどです。
そのため個人に依頼するよりも依頼者と受注者のミスマッチが起きづらいというメリットがあります。
②アプリ開発の費用
アプリ開発を依頼するのにかかるコストはアプリの内容次第で変わっていきますが、同じ内容でも依頼先が個人か法人かで金額に差が出ます。
一般的に、個人へ依頼したほうが法人よりも費用が安く済みます。
個人の場合はオフィスの家賃や人件費といった運営費がかからないためです。
ただ、法人の高額な費用は、数人のチームで開発を行うことによる安定性やサポート体制なども含んだものともいえます。
安心感がそのまま費用になっているため、決して理由なく高いわけではないということは念頭に置きましょう。
また近年は低価格で開発を行えるオフショア開発などの工夫により、依頼しやすい費用感になっている法人が増えています。
法人に依頼しても開発費を大幅に抑えられるオフショア開発については、こちらの記事で詳しく解説しています。
③アプリ開発者の技術
技術の面では、個人と法人の両方に長所があります。
個人の場合、運が良ければ法人以上に柔軟な対応ができて技術も申し分ない優れた開発者を見つけることもできますが、法人以上に人それぞれ技術にムラがあるというデメリットも。
もし、アプリ開発の優れた技術を身に着けて独立したという経歴の個人の開発者ならば、こちらが気づけなかった疑問を解決し、要望を引き出してもらえて質の良いアプリを開発してもらえることでしょう。
ただし、アプリ開発経歴の浅い開発者に依頼をして失敗してしまうというケースも多いため、注意が必要です。
法人の場合は基本的に、ある程度一定の質が担保されているのでその点は安心です。
万が一、実務経験の浅いメンバーがいたとしても、チームを組んで会社内で不足を補い合ってもらえるからです。
また、担当者とトラブルがあった際なども相談することで対応してもらえます。
④アプリの開発規模やスピード
シンプルなアプリであれば個人、複雑で規模の大きいアプリは法人にそれぞれ強みがあります。
それほど工数のかからない簡単なアプリを開発する場合は、個人へ依頼することで素早く完成までたどりつけるというメリットがあります。
個人で一貫した作業に取り組むため、開発工数が最小限に抑えられるからです。
法人へ依頼する場合は、双方の意思決定や契約、プロジェクトメンバーの決定など開発スタートまでには多くの時間がかかります。
そのため、開発工数が少ないシンプルなアプリであれば、かえって時間がかかってしまうことも。
しかし、法人ならば大規模の開発プロジェクトにでも対応してもらうことができます。
アプリの開発規模が大きくなればなるほど、法人への依頼のメリットが大きくなるということです。
⑤開発遅延のリスク
開発遅延のリスクは、法人よりも個人の方が高いといえるでしょう。
個人でアプリ開発を担当している方は、たいてい複数のプロジェクトを同時並行で進めており、プロジェクトマネージャーなどの上司がいるわけではないため自分自身ですべての作業を管理しています。
そのため、もちろんこちらの要望を納期前に実現してくれる個人の開発者もいますが、他のプロジェクトとの兼ね合いで開発が遅延してしまう開発者も多いのです。
法人の場合、いち企業として契約を交わしているため、当初の予定と異なることになった場合もフォローやサポートの面はある程度安心できます。
また、ほとんどの場合複数人のアプリ開発者が在籍しているため、納期が遅れそうなら人員を集中させて開発スピードを早めるといった対応も可能。
「組織としての体制」「人員」といった2つの理由から、法人であれば納期が遅延する可能性は低いです。
⑥開発後のバグ対応
アプリ開発には、どうしてもバグがつきものです。
個人の開発者は比較的柔軟にコミュニケーションがとれる反面、生活リズムが合わない場合や連絡にルーズなことが考えられます。
個人の開発者は会社に属しておらず、業務時間というものが決まっていません。
バグがあった場合もスムーズに対応してもらえるという点では、柔軟なやり取りができるといえます。
しかし、逆に何日も連絡がつかない、最悪の場合、途中で音信不通になってしまうという可能性も。
一方で法人の場合は、音信不通のリスクはほぼないといっていいでしょう。
しかし、法人であるがゆえに営業時間以外は対応してもらえない可能性があるため、たとえば夜の21時に見つかった不具合に対応してもらえるのは最短でも翌朝の9時になる……ということも考えられます。
アプリ開発の外注が初めての場合はどちらにすべき?
ここまでで、アプリ開発をフリーランスと専門会社に依頼する場合の違いについて解説いたしました。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、場合によってどちらをおすすめするかは異なっていきます。
アプリ開発の外注自体が初めての場合は、専門会社のご利用がおすすめです。
理由は、専門会社のほうが環境が整っており、品質・体制いずれもある程度の安定性が保証されているためです。
なお、こちらのアプリ開発を個人か開発会社に依頼する場合の費用相場も参考に、依頼先を考えてみましょう。
初めての場合、「何から相談すればいいのかもわからない」といった方も多いはず。
そんなとき、実績が豊富でサポートの体制も整っている専門会社のほうが、具体的なアドバイスを受けたり過去の類似案件から提案をしてもらえるといったことも可能なので、安心して進めることができます。
また、上記でご説明したとおり、納期や連絡スピードに関しても専門会社のほうが安心できます。
企業がアプリ開発を依頼する場合、あらかじめ決められたリリース日程は当然厳守であることが前提ですよね。
費用面は若干高くついてしまいますが、まずは法人に依頼し、アプリ開発における外注管理の流れを掴むことが失敗しないコツです。
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メリットを比較して、個人と法人どちらに依頼するか検討しよう!
以上、アプリ開発を個人と法人へ依頼する際の違いについて、6つの視点から解説してきました。
個人開発と法人開発でそれぞれメリットとデメリットがありますが、アプリ開発の外注が初めての場合は法人への依頼がおすすめです。
「法人に依頼してみたいけれど、費用が気になるな……」
このようにお考えの方は、業者紹介サービスのEMEAO!をぜひご利用ください。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。