27965900 s - デジタルサイネージは3種類ある!それぞれの仕組みや選び方も紹介

デジタルサイネージは3種類ある!それぞれの仕組みや選び方も紹介

公開日:2024.07.02 最終更新日:2024.08.21

現代の広告や情報発信の手段として、デジタルサイネージを導入する企業が増えてきています。

導入を検討しているものの、自社に合うデジタルサイネージが分からないとお悩みの事業者様もいるでしょう。デジタルサイネージは、大きく3種類に分けられており、それぞれ特徴やメリットが異なります。

この記事では、デジタルサイネージの種類とそれぞれの仕組みについて解説します。

また、自社に最適な種類の選び方もあわせて解説していくので、参考にしてみてください。

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、ディスプレイを使用して企業の広告を配信したり視聴者に必要な情報や、さまざまなコンテンツを配信できるシステムのことです。

従来の紙媒体の広告とは異なり、ディスプレイやプロジェクターを通して動画や画像などのコンテンツの表示が可能なのが特徴です。視聴者の注目を集める高品質なコンテンツを配信できれば、企業のイメージアップや収益アップに繋がるメリットがあります。

そのため、駅構内や大型商業施設、各店舗など多くの場所で使用されています。

関連記事:デジタルサイネージとは?概要から導入事例まで徹底解説

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デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージは、下記3種類に分けられます。

  • スタンドアロン型
  • ネットワーク(クラウド)型
  • インタラクティブ型

種類ごとの仕組みやメリットを解説していくので、参考にしてみてください。

スタンドアロン型の概要

スタンドアロン型はネットワークに接続する必要がなく、独立して動作可能なタイプのデジタルサイネージです。小規模な店舗や一時的なイベントの利用に適しています。

スタンドアロン型の仕組み

スタンドアロン型は、USBメモリやSDカードにコンテンツを保存し、直接デバイスにインポートして発信をします。電信看板とも呼ばれており、動作がシンプルなため、初めてデジタルサイネージを導入する方におすすめです。

コンテンツの更新は、USBメモリやSDカードを使用して手動で行うケースと、管理者が直接機器にアクセスして行うケースがあります。

スタンドアロン型のメリット

スタンドアロン型のメリットは、通信環境の影響を受けないことと、動作がシンプルな点です。インターネット接続が不要なため、設置スペースさえあれば、場所を選ばずにコンテンツを配信できます。

また、初期費用コストも比較的低いことから、小規模なイベントに適しています。さらに運用コストも抑えられるため、トータルコストを抑えてコンテンツを配信したい企業におすすめです。

スタンドアロン型のデメリット

スタンドアロン型は、インターネットの接続が必要ない分、コンテンツ更新は手動で行わなければいけません。インターネットを通じて遠隔操作ができないため、物理的にコンテンツの変更をする必要があります。

また、リアルタイムでの更新も困難です。そのため、頻繁に情報更新が必要なコンテンツには適していません。

関連記事:スタンドアロン型デジタルサイネージとは

ネットワーク(クラウド)型の概要

ネットワーク(クラウド)型は、インターネットを通してコンテンツを配信するデジタルサイネージのことです。ローカルネットワーク型と、クラウド型の2種類に分けられます。

ネットワーク(クラウド)型の仕組み

ネットワーク型は、ネット上のクラウドサービスを経由してコンテンツを配信する仕組みです。コンテンツの更新は、管理用のパソコンで遠隔で操作が可能なため、リアルタイムでの更新が必要な場合に向いています。

インターネット経由で複数台・複数拠点のデジタルサイネージを一括管理できるのが魅力で、全国展開しているチェーン店や大規模イベントでの活用におすすめです。

ネットワーク(クラウド)型のメリット

ネットワーク型の最大のメリットは、コンテンツの管理や更新が遠隔からリアルタイムで行える点です。インターネットに接続できる環境があれば、複数のディスプレイを一括管理し、全国の店舗や支店に情報を同時に発信できます。

クラウド型は、インターネットのクラウド上で下記の項目を操作できます。

  • コンテンツ制作・更新
  • コンテンツのアップロード
  • 配信スケジュールの登録

スケジュール配信やイベント配信など、時間帯や地域にあわせて細かな情報発信も可能です。このように、インターネット環境さえ整っていれば、1台の端末から複数のデジタルサイネージを一括操作できます。

ネットワーク(クラウド)型のデメリット

ネットワーク型は、インターネット接続が必要です。通信環境が不安定になると、コンテンツの表示や更新ができなくなる可能性があります。コンテンツがディスプレイに映らなくなった際には、どう対応するのか確認しておくことが大切です。

また、ネットワーク型は月額費用が発生するので、長期的にコストがかかる点もデメリットです。ディスプレイ費用のほかに、ソフトウェアやネットワークの使用量が月額4,000円から1万円程度かかります。

関連記事:ネットワーク型デジタルサイネージとは

インタラクティブ型の概要

インタラクティブ型は、タッチパネル機能やモーションセンサーが搭載されている最新のデジタルサイネージのことです。視聴者とコミュニケーションをとれる「双方向コミュニケーション」を実現させています。

インタラクティブ型の仕組み

インタラクティブ型は、タッチスクリーンやセンサーを使用して、視聴者の操作や動きに応じてコンテンツを表示させられます。ジェスチャー認識や音声入力など、高度の技術を組み合わせることで、より多くの操作方法が可能になるでしょう。

また、操作データはクラウド上のサーバに送信されるため、視聴者の分析にも役立ちます。ネットワーク型と同様にインターネットに接続しているため、パソコンで管理や更新を容易にできるのも魅力です。

インタラクティブ型のメリット

インタラクティブ型の大きなメリットは、視聴者とのコミュニケーションが可能な点です。巨大なスマートフォンのように、下記のように視聴者にさまざまな体験を提供できます。

  • タッチパネルで商品を検索する
  • アンケートに答える
  • 現在地からのルートを表示する
  • 施設の利用方法を検索する
  • ニュースや天気予報などの情報を閲覧できる

年齢や国籍を問わずに簡単に操作できるため、情報提供のほかに視聴者を楽しませる機能も搭載可能です。商業施設や展示会などで、インタラクティブ型ならではの体験を提供することで、来場者の滞在時間を延ばして満足度を高める効果も期待できます。

インタラクティブ型のデメリット

インタラクティブ型は、通常のデジタルサイネージと比較して初期費用と維持費用が高くなる点がデメリットです。ディスプレイのほかにソフトウェアやネットワークの契約をする必要があります。

また、タッチパネル機能が搭載されたディスプレイを導入しなければいけないため、高額な費用がかかります。トラブルが発生した場合は、メンテナンスやサポートで予想以上に追加費用がかかることもあるでしょう。

さらに、利用者が飽きないようなコンテンツを制作することも大切です。インタラクティブ型を導入する場合は、導入実績が豊富なコンテンツ制作会社に依頼することをおすすめします。

関連記事:インタラクティブ型デジタルサイネージとは

デジタルサイネージの選び方

デジタルサイネージの選び方は、下記のとおりです。

  • 目的にあわせて選ぶ
  • 設置場所にあわせて選ぶ
  • 設置方法にあうサイズを選ぶ

自社に最適なデジタルサイネージを導入したい方は、事前にチェックしておきましょう。

目的にあわせて選ぶ

下記のように目的によって最適なデジタルサイネージは異なるため、導入目的を明確にしておくことが大切です。

  • スタンドアロン型:1台でさまざまな場所に移動したい・コストを抑えたい
  • ネットワーク型:チェーン展開している店舗でコンテンツを一括管理・更新したい
  • インタラクティブ型:視聴者にアクションを促して、商品を購入してもらいたい

たとえば観光客が多い施設では、視聴者に必要な情報を表示できるインタラクティブ型が適しています。翻訳機能や音声機能も搭載すれば、コンシェルジュのような使い方も実現可能です。

このように、目的を明確にすることで、デジタルサイネージのメリットを最大限に活かせるでしょう。

設置場所にあわせて選ぶ

デジタルサイネージは、屋内か屋外に設置するかによって、適している機種が異なります。たとえば、屋外用に設置する場合は、防水機能が備わっていて、太陽光に強い設計がされているものがおすすめです。一方で、屋内用の場合は防水機能がついていなくても問題ないため、比較的安価で導入できます。

また、視聴距離や人通りの多さ、周囲の明るさなども考慮することが大切です。

  • 人通りの多い場所:大型ディスプレイ・インタラクティブ型
  • オフィスなど静かな場所:音声機能・音量調整可能な機能が搭載されているもの
  • 通信環境が不安定な場所:スタンドアロン型

上記のように、設置する環境にあわせて適切なデジタルサイネージを選びましょう。

設置方法にあうサイズを選ぶ

デジタルサイネージは、下記の設置方法によって、適切なサイズが異なります。

  • 壁掛け式
  • 自立式
  • 天井吊り下げ式

狭いスペースで壁掛け式にする場合は、32~55インチ程度が望ましいです。一方、広い空間で自立式の場合は65インチ以上の大型ディスプレイがおすすめです。

また、設置方法のほかに、視聴者とディスプレイの距離や設置空間の広さも考慮する必要があります。効果的に視聴してもらうために、自社の導入シーンや用途に適している設置方法を提案してくれる業者を選ぶことも大切です。

関連記事:デジタルサイネージ業者の失敗しない選び方とは?EMEAO!業者選定ガイド【デジタルサイネージ】

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デジタルサイネージに関するよくある質問

デジタルサイネージに関するよくある質問と、その回答を紹介します。

  • ディスプレイの保証期間はどれくらい?
  • 家庭用のテレビモニターとの違いは?
  • デジタルサイネージは屋外で利用できる?
  • コンテンツを作るのは難しい?

同じような疑問を抱えている方は、チェックしてみてください。

ディスプレイの保証期間はどれくらい?

ディスプレイの保証期間は、メーカーによって異なります。最低1年間は保証期間を設けているメーカーが大半です。

製品や製造元によっては、延長保証を提供している場合があります。業務用モデルは比較的長めに保証期間を設けており、5年以上の保証がついているものもあります。

デジタルサイネージを導入する前に、十分な保証期間を設けているか必ず確認しておきましょう。

家庭用のテレビモニターとの違いは?

デジタルサイネージは、家庭用のテレビモニターよりも耐久性と機能性が優れています。

デジタルサイネージに使用するディスプレイは、長時間の連続稼働にも対応可能です。さらに画面焼け防止などの機能も強化されています。また、屋外でも快適に視聴できるように、より高い輝度と広い視野角をもっているため、鮮明な表示も可能です。

家庭用テレビはコストは抑えられますが、長時間の商業利用にはおすすめしません。用途に応じて適切なディスプレイを選択しましょう。

デジタルサイネージは屋外で利用できる?

デジタルサイネージは、屋外設置も可能です。防水対応や高輝度表示などの屋外用デジタルサイネージがあります。

人が多く行き交う屋外にデジタルサイネージを設置すれば、通りがかった視聴者の関心を引けるので、情報や広告を見てもらいやすくなるでしょう。

関連記事:屋外用デジタルサイネージを使う3つのメリットと設置時の注意点

コンテンツを作るのは難しい?

コンテンツを自分で作成する際は、さまざまなソフトを用いるため、慣れるまでは難しく感じることもあります。自社内に動画編集者やデザイナーがいれば、動画コンテンツの制作も可能です。

高品質なコンテンツを作りたい場合は、なるべく制作会社に依頼することをおすすめします。クオリティが低いと、かえって企業のマイナスイメージに繋がるかもしれません。

制作会社へ依頼するためには費用が発生しますが、高品質なコンテンツを制作できるため、広告効果を最大限に引き出せるでしょう。

まとめ:目的やターゲットを明確にし、デジタルサイネージの広告効果を最大限に引き出そう

デジタルサイネージを導入する際は、目的やターゲットを明確にし、適切なタイプを選択することが大切です。また、設置場所やサイズなども検討することで、広告効果を最大限に引き出せます。

長期的な運用を見据えて計画を立てて、信頼できるデジタルサイネージ業者を選ぶことで、企業の顧客増加や売上アップも期待できます。

なお、「多くの業者から自社に最適な1社を見つけるのは困難…」という方は、弊社EMEAO!の利用がおすすめです。導入エリアと希望条件を指定するだけで、コンシェルジュが最適な業者を案内します。

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