印刷物を製本する際に役立つ複合機の3つの機能
公開日:2019.10.28 最終更新日:2024.05.15
企業の中では、社内のプレゼン資料や顧客のパンフレット用に小冊子を印刷・製本するところもあるでしょう。
まとまった数が必要な場合は、印刷会社に依頼することもありますが、社内の複合機で少部数作成することも可能です。
そこで本記事では、複合機の製本に便利な機能を紹介していきます。
今後、複合機で製本作業を行いたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
だだし、機能の充実している機種は高額な傾向があります。
そのため導入には月額費用だけで希望機種を利用できるリース契約がおすすめ。
ぜひあわせて複合機リース契約の月額・総額費用の相場もチェックしてみてください。
製本ができる機能
ここからは、製本ができる機能を3つ紹介していきます。
機能①自動面付け機能
本の製本にはいくつか手法がありますが、綴じ方によってページの割り振りが変わってきます。
例えば、複合機の得意とする中綴じ製本では、冊子の中心をホチキスで止めて折り込むことで製本します。
そのため単純にページ順に重ねて印刷しても、製本したときに順番が変わってしまいます。
綴じ方によって、きちんとページ順になるようページを割り振ることを面付けといいます。
本来は自分で計算して印刷する順番を決めなければいけませんが、複合機の機能でそれを自動で行ってくれるものがあります。
印刷したい用紙サイズと製本方法を選択するだけで、自動で面付けを行ってくれるため面付け計算をする必要がありません。
機種によっては様々な綴じ方や折り方を選べるため、色々な形の冊子を簡単に印刷することができます。
ただし綴じ代を考えたページを作らないと、文字や画像が折り込まれて見えない場合もあるので注意しましょう。
機能②両面印刷機能
もし自分で面付けをしたのなら、両面印刷機能が便利でしょう。
両面印刷はその名の通り裏表で印刷をすることができます。
片面印刷で製本を行う場合、印刷できていない面同士を手作業で貼り付けて製本しなくてはいけません。
その点、両面印刷ではただ折り込むだけで済み、ページごとの厚みも均等になって美しく仕上がります。
ただし用紙が薄いものだと、製本した際に裏面の印刷が透けて見える場合があるため、印刷用紙に気を付けて印刷しましょう。
機能③フィニッシャー機能
フィニッシャー機能とは、製本する際の綴じ作業をおこなう機能です。
一般的な複合機にはあらかじめ搭載されておらず、基本的に外付けのオプションとして付加できます。
基本的に複合機で印刷したものは手作業で折ったり、ホチキスで綴じる製本作業が必要があります。
しかしフィニッシャー機能があれば、自動的に製本した状態で出てくるので手間を省くことが可能です。
高機能のものであれば、50枚~100枚の紙を製本できますが、その分導入価格は数十万程度と高額になります。
複合機での製本は、基本的に少部数を想定しているため大量印刷には向きません。
もし100部や200部などの大量印刷をする場合、印刷状態が落ちてしまうリスクがあります。
また、複合機本体にも負担をかけるため、まとまった部数の印刷は専門業者に依頼するほうがよいでしょう。
オフィスで少部数印刷するには複合機はうってつけですが、専門機器ではないので扱いには注意する必要があります。
印刷から綴じ作業までの製本作業を1台で仕上げる
今回は、複合機の製本に便利な3つの機能を紹介してきました。
この記事を読んでいただくことで、複合機の製本機能についてご理解いただけたかと思います。
複合機の製本機能は、商用利用できるほど高いパフォーマンスを発揮します。
1ページごとのデータさえ作成すれば、面付け、印刷、綴じ作業と製本の全てを1台で行ってくれます。
しかし、機種によっては製本機能が搭載されていない場合があるので、製本機能が搭載されているかを確認してから複合機を選びましょう。
複合機での製本をお考えの方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
とはいえ、製本できる複合機を探すのは手間がかかりますよね?
EMEAO!ならコンシェルジュが簡単なヒアリングで業者選定をサポートします!
完全無料のサービスなので、お気軽にご相談ください。
複合機の優良おすすめ業者とメーカーを知りたい方はこちらをご覧ください。
地域別におすすめ業者を知りたい方はこちらをご覧ください。
この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!