【2024年】オフィスにおすすめの複合機10選!費用相場や選び方も解説
公開日:2024.10.02 最終更新日:2024.10.02
業務効率化やコスト削減を目指す企業にとって、複合機の導入は欠かせません。しかし、数多くの製品の中から最適なものを選ぶのは容易ではありません。
本記事では、オフィスにおすすめの複合機を10機種紹介します。機能性やコストパフォーマンス、メーカーサポートなどさまざまな観点から比較検討し、オフィスに最適な複合機を見つけるためにサポートします。
複合機の導入費用相場や選び方のポイントもお伝えしますので、複合機の導入を検討されている方は参考にしてください。
オフィスにおすすめの複合機8選
ここでは、オフィスでの使用におすすめの複合機を8機種を紹介します。
- OKIのMC573dnw
- OKIのMC843dnwv/MC843dnw
- ブラザーのMFC-L3770CDW
- ブラザーのMFC-L2750DW
- シャープのMX-3630FN
- シャープのMX-2631
- シャープのBP-20C25/DX-20C20
- LX-10050MFシリーズ
それぞれの機種の特徴や機能を比較検討し、自社のニーズに最適な複合機を見つけてください。
OKIのMC573dnw
項目 | 仕様 |
連続複写速度 | A4カラー26ページ/分、モノクロ30ページ/分 |
解像度 | 1200×1200dpi |
主要機能 | コピー、プリント、スキャン、FAX |
接続 | 無線LAN対応 |
給紙容量 | 標準390枚、最大1,550枚 |
OKIのMC573dnwは、中小規模オフィスに最適な高性能複合機です。A4からはがきまで、幅広い用紙サイズに対応。省エネ性能も高いのが魅力です。スリープモードからの復帰時間は約28秒と短く、業務効率の向上に貢献します。
MC573dnwは、高機能と使いやすさを両立した複合機として、生産性向上を目指すオフィスにおすすめの1台です。
OKIのMC843dnwv/MC843dnw
項目 | 仕様 |
プリント&コピー速度 | カラー・モノクロ共に23枚/分 |
操作パネル | 7インチカラー液晶タッチパネル |
スキャナー | RADFつきフラットベッド |
ランニングコスト | カラー約12.3円、モノクロ約3.0円/枚 |
OKIのMC843dnwv/MC843dnwは、プリント、スキャン、コピーの基本機能に特化したA3カラー複合機です。オフィスでの日常業務に適した機能と、プリンター感覚で導入できる点が特徴です。
高圧縮PDFや暗号化PDFにも対応しているため、セキュリティ面でも安心できます。
A3対応の複合機をお探しの方には、機能と価格のバランスが取れたMC843dnwv/MC843dnwがおすすめです。
>>OKIのMC843dnwv/MC843dnwの詳細はこちら
ブラザーのMFC-L3770CDW
項目 | 仕様 |
印刷速度 | カラー・モノクロ約24枚/分(A4) |
ランニングコスト | カラー約20.3円/枚、モノクロ約3.6円/枚(税込) |
用紙トレイ容量 | 多目的30枚、標準250枚 |
最大用紙サイズ | A4 |
インターフェイス | USB、有線LAN、無線LAN |
対応OS | Windows、Mac、Chrome OS |
ブラザーのMFC-L3770CDWは、コンパクトで高機能なカラー複合機です。自動両面プリント機能により用紙コストを削減し、両面同時スキャン機能で作業効率を向上できるでしょう。
また、多目的トレイを搭載しているため、背面排紙を利用すれば封筒など厚手の用紙でも反りにくいストレート排紙ができます。
スマホやタブレットとの連携も充実しており、無料専用アプリやAirPrint、Mopria Print Serviceに対応しています。
ブラザーのMFC-L2750DW
項目 | 仕様 |
操作性 | 2.7インチカラー液晶タッチパネル搭載 |
接続性 | 無線LAN対応、スマホ・タブレットから印刷可能 |
印刷速度 | モノクロ約34枚/分 |
スキャン機能 | 両面同時スキャン対応 |
ブラザーのMFC-L2750DWは、中小規模のオフィスに最適なモノクロレーザー複合機です。コンパクトながら多機能で、高い生産性と使いやすさを兼ね備えています。
印刷速度はモノクロ約34枚/分と高速で、大量の書類も素早く処理できます。また、ファーストプリントまでの時間が約10秒と短いため、急ぎの1枚も迅速に出力可能です。
さらに、ランニングコストはモノクロ約3.5円/枚と経済的で、長期使用にも適しています。
シャープのMX-3630FN
項目 | 仕様 |
印刷速度 | カラー/モノクロ36枚/分(A4ヨコ) |
スキャン速度 | 80枚/分(片面スキャン時) |
両面印刷 | 標準装備 |
無線LAN | オプション対応 |
セキュリティ | Common Criteria認証取得 |
環境配慮 | エコマーク認定、バイオマスプラスチック使用 |
シャープのMX-3630FNは、高機能と使いやすさを兼ね備えたオフィス向け複合機です。直感的に操作できるタッチパネルや、素早いウォームアップ機能を搭載し、業務効率の向上に貢献します。
クラウドサービスとの連携やセキュリティ機能の充実により、現代のオフィスニーズに応える複合機といえるでしょう。中規模から大規模オフィスでの導入に適しており、生産性向上とコスト削減に寄与します。
シャープのMX-2631
項目 | 仕様 |
印刷速度 | 毎分26枚(A4ヨコ) |
操作パネル | 10.1インチ大型カラー液晶タッチパネル |
無線LAN | オプション対応 |
モバイル連携 | 対応 |
シャープのMX-2631は、中小規模のオフィスに最適なA3カラー複合機です。コンパクトな設計でありながら、高い生産性を実現しています。
両面同時読取原稿送り装置を標準装備し、スキャン作業の時間短縮が可能です。セキュリティ面では、ユーザー認証やデータ暗号化などの機能を搭載。クラウドサービスとの連携も可能で、効率的な文書管理を実現します。
また、環境面では省エネ設計を採用し、エコマーク商品にも認定されています。高機能でありながら使いやすさも追求した複合機として、中小規模のオフィスのさまざまなニーズに応えられる機種といえるでしょう。
シャープのBP-20C25/DX-20C20
項目 | 仕様 |
設置面積 | 業界最小クラス(幅560mm×奥行560mm) |
質量 | 約53kg |
標準搭載機能 | コピー、プリンター、カラースキャナー、ファクス |
解像度 | 600×600dpi |
最大給紙容量 | 2,000枚(オプション装着時) |
BP-20C25の複写速度 | 25枚/分 |
DX-20C20の複写速度 | 20枚/分 |
シャープのBP-20C25とDX-20C20は、コンパクトながら高性能な複合機です。
両機種とも両面原稿自動送り装置を標準装備しており、スキャンやコピーの作業時間を短縮できます。また、原稿の向きや表裏を気にせずにセットできるため、ミスの減少にも貢献します。
>>シャープのBP-20C25/DX-20C20の詳細はこちら
LX-10050MFシリーズ
項目 | 仕様 |
印刷速度 | 100枚/分(A4片面) |
耐久枚数 | 1,200万ページ |
給紙枚数 | 標準2,550枚(最大6,050枚) |
ネットワーク | 無線標準、有線1ポート(増設可) |
消費電力 | 約320W |
エプソンのLX-10050MFシリーズは、高性能なA3ノビ対応カラーインクジェット複合機です。特筆すべきは、その圧倒的な印刷速度です。A4サイズの片面印刷で100枚/分という高速性能を誇り、大量の書類や資料を短時間で出力できます。
また、インクジェット方式を採用していることで、レーザープリンターと比較して消費電力を大幅に抑えています。高速・高品質・低消費電力を兼ね備えたLX-10050MFシリーズは、中規模から大規模オフィスにおすすめの複合機といえるでしょう。
リーズナブルでオフィスにおすすめの複合機2選
ここからは、コストを抑えつつ必要な機能を備えた、以下の2機種を紹介します。
- OKIのMC883dnwv/MC883dnw
- コニカミノルタのbizhub c258
詳しく見ていきます。
OKIのMC883dnwv/MC883dnw
項目 | 仕様 |
印刷・コピー速度 | カラー・モノクロともに毎分35ページ |
最大解像度 | True 1200dpi |
給紙枚数 | 標準935枚、最大2,005枚(オプション装着時) |
操作パネル | 7インチカラー液晶タッチパネル |
FAX機能 | スーパーG3対応、短縮ダイヤル1,000件 |
ランニングコスト | カラー約12.3円、モノクロ約3.0円 |
OKIのMC883dnwvとMC883dnwは、ビジネスに必要な機能を備えた高性能な複合機です。高い生産性と品質、経済性を求めるオフィス向けの理想的な選択肢といえます。
大量の印刷や高品質な出力が必要な部署、コスト削減を重視する管理部門など、さまざまなニーズに応える1台です。
>>OKIのMC883dnwv/MC883dnwの詳細はこちら
コニカミノルタのbizhub c258
項目 | 仕様 |
印刷速度 | カラー/モノクロ25枚/分(A4ヨコ) |
解像度 | 1,800dpi相当×600dpi |
用紙サイズ | 最大SRA3(320×450mm) |
HDD容量 | 250GB |
コニカミノルタのbizhub c258は、中小規模のオフィスに最適なA3カラー複合機です。コストパフォーマンスに優れ、高品質な印刷と多彩な機能を備えています。
9インチの大型タッチパネルによる直感的な操作性、充実したセキュリティ機能、モバイル端末との連携など、使いやすさと安全性を両立しています。また、TEC値63kWh/年の省エネ設計や再生素材の使用など、環境への配慮も特徴です。
オフィスに複合機を導入する際の費用相場
複合機の導入には、リース、レンタル、購入の3つの方法があります。
導入方法 | 費用相場 |
リース | 月額4,500〜26,000円程度 |
レンタル | 7,000〜10,000円程度 |
購入 | 50,000〜5,000,000円以上 |
それぞれの費用相場やメリット・デメリットを把握し、自社に最適な方法を選びましょう。
複合機をリースする場合
複合機の種類 | 月額リース料金 |
低速機(15枚/分程度) | 4,500〜7,500円 |
中速機(30枚/分程度) | 11,000〜17,000円 |
高速機(50枚/分以上) | 17,000〜26,000円 |
複合機をリースする場合、月々の固定費用で最新機種を利用できます。リース期間は通常3〜5年です。
この料金には機器本体費用や保守サービス料、消耗品費・税金・保険料が含まれます。新品か中古か、カラー機能の有無によっても料金は変動するため、留意しましょう。
リースは初期投資を抑えられる反面、長期的には購入より高くなる可能性があります。自社の使用頻度や必要な機能を考慮し、複数の業者から見積もりを取得して比較検討することをおすすめします。
複合機をレンタルする場合
複合機のレンタルは、短期利用や初期費用削減を目指す企業に適しています。通常1ヶ月から1年程度の期間で、柔軟に設定可能です。
一般的な複合機の月額レンタル料金は、7,000~10,000円程度が目安となります。この料金には通常、機器利用料や基本保守、消耗品補充・故障時の修理が含まれます。ただし、印刷枚数に応じた追加料金が発生する場合もあるため注意が必要です。
複合機のレンタルを検討する際は、複数業者からの見積比較や、使用量・必要機能の明確化が肝要です。これらを十分に検討することで、より適切な選択につながります。
複合機を購入する場合
機種タイプ | 費用相場 |
A4対応小型機 | 50,000〜300,000円 |
A3対応中型機 | 300,000〜1,000,000円 |
高速・高機能大型機 | 1,000,000〜5,000,000円以上 |
購入時は初期費用に加え、トナー代などのランニングコストも考慮が必要です。メリットは月々の支払いがなく長期的にコスト削減の可能性があることです。一方、初期費用が高額で故障時の修理費用が自己負担になるデメリットもあります。
使用頻度や必要機能、予算を総合的に判断し、最適な機種を選びましょう。中古品購入も選択肢ですが、保証やアフターサービスの確認をおすすめします。
>>業務用複合機は購入・リース・レンタルどれがよい?特徴と仕組みを比較
複合機のカウンター料金
印刷タイプ | 費用相場(1枚あたり) |
モノクロ | 1.2~1.5円 |
カラー | 12~15円 |
最低基本料金の相場は1,000~3,000円程度です。ただし、料金はメーカーや機種、取り扱い業者によって異なります。
カウンター料金を抑えるには、不要な印刷を控える、モノクロ印刷を選択する、両面印刷を活用するなどが効果的です。契約前に複数の業者から見積もりを取得し、自社に最適なプランを選択しましょう。
>>複合機のカウンター料金の仕組みと1枚あたりにかかる料金相場
オフィスに複合機を導入する場合の選び方
複合機を選ぶ際は価格だけでなく、自社のニーズに合った機能や性能を考慮すると賢明です。ここでは、導入する際の選び方のポイントを解説します。
- 必要な機能を洗い出す
- 適切な印刷速度を調べる
- 月間印刷枚数を把握する
- 設置する場所で選ぶ
詳しく見ていきます。
必要な機能を洗い出す
オフィス用複合機を選ぶ際は、まず必要な機能を明確にすることが重要です。基本機能(コピーとプリント・スキャン・FAX)に加え、業務効率を高める機能を検討しましょう。
機能 | 利点 |
両面印刷 | 用紙節約、ファイリング効率化 |
ソート/仕分け | 大量印刷時に便利 |
ステープル/パンチ穴 | 資料作成効率化 |
セキュリティ印刷 | 機密文書保護 |
ネットワーク接続 | 複数PC利用 |
クラウド連携 | モバイル対応 |
OCR機能 | 紙文書電子化 |
必要な機能を検討する際は、真に必要なものを選びましょう。現在の業務課題と将来的な拡大も考慮し、部門ごとのニーズをヒアリングすることで、無駄のない複合機選びにつながります。
適切な印刷速度を調べる
オフィスの規模や業務内容によって適切な速度が異なります。一般的な目安を以下にまとめました。
オフィス規模 | 適切な印刷速度 |
小規模(5〜10人) | 20〜30枚/分 |
中規模(20〜50人) | 30〜45枚/分 |
大規模(50人以上) | 45枚/分以上 |
ただし、実際の業務内容によって適切な速度は変わります。印刷物が多い業種ではより高速な機種が必要です。印刷速度を検討する際は以下も考慮しましょう。
- ピーク時の印刷量
- 複数従業員の同時使用頻度
- 大量印刷の頻度
- カラー/白黒印刷の比率
適切な印刷速度の選択で、業務効率向上とコスト削減の両立が可能です。自社のニーズを正確に把握し、最適な機種を選びましょう。
月間印刷枚数を把握する
複合機選定において、月間印刷枚数の把握は重要です。もっとも簡単で正確な方法は、コピー用紙の使用頻度を確認することです。一般的に、コピー用紙は1束500枚で梱包されているため、以下の2点から推測できます。
- 1ヶ月で使用するコピー用紙の束数
- 1束のコピー用紙がなくなるまでの期間
たとえば、1ヶ月で4束使用する場合、月間印刷枚数は約2,000枚と推測できます。
適切な月間印刷枚数の把握は、最適な複合機の選定やランニングコスト削減につながるため、定期的なチェックをおすすめします。
設置する場所で選ぶ
複合機の設置場所は、オフィスの効率性や快適性に大きく影響します。選択の際は以下のポイントを考慮しましょう。
ポイント | 内容 |
スペースの確保 | 複合機のサイズに応じた作業スペースを確保 |
電源の確認 | 専用コンセントの有無や電気工事の必要性を確認 |
ネットワーク環境 | 有線LANの配線や無線LANの電波状況を確認 |
騒音への配慮 | 会議室や受付から離れた場所に設置 |
動線の最適化 | 利用頻度の高い部署から近い場所に設置 |
温度・湿度管理 | 安定した環境を保てる場所を選択 |
セキュリティ対策 | 機密文書を扱う場合は、セキュリティに配慮した場所を選択 |
これらのポイントを考慮することで、複合機の性能を最大限に活かし、オフィス全体の生産性向上につながります。
まとめ:オフィスに最適な複合機の導入は効率向上のためにおすすめ
オフィスの業務効率を高めるためには、適切な複合機の導入が重要です。複合機を選ぶ際には、必要な機能や印刷速度、印刷枚数、設置場所などを検討し、自社のニーズに合ったモデルを選ぶことがポイントです。
また、リースやレンタル、購入といった導入方法も費用や維持管理の観点から比較することで、長期的にコストを抑えられます。最適な複合機を選ぶことで、日々の業務効率を向上させ、オフィス全体の生産性向上につなげましょう。
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