
複合機の消耗品「トナー」と「ドラム」とは?
公開日:2019.10.30 最終更新日:2021.08.04
複合機を使っていくうえで、トナーやドラムなどの消耗品は欠かせません。
トナーとドラムは、複合機の保守契約の内容にも関わってきます。
しかし、トナーやドラムといった消耗品が具体的にどのような役割を果たしているのか、イマイチわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、トナーとドラムの基本的な役割と、消耗品と保守契約との関係性について解説いたします。
複合機の管理を担当されている方は、ぜひご一読ください!
複合機のトナーとは?
トナーとは、文字やイメージの色を再現するためのインクの粉末のことをいいます。
トナーが入れられた容器は、トナーカードリッジと呼ばれます。
トナーカードリッジは、使っていると中のトナーが減っていき、なくなると印刷できなくなってしまう消耗品です。
印刷に必要なトナーカードリッジの数は、カラー再現するかモノクロかによって、異なります。
文字やイメージをカラー印刷するためには、シアン(青)・マゼンタ(赤)・イエロー(黄色)の三原色とブラック(黒)の4色のトナーカートリッジが最低限必要です。
モノクロの場合は、ブラックのトナーカートリッジのみ用意すれば印刷できます。
ブラックトナーとカラートナーの値段を比較すると、わずかながらカラートナーの方が高価な傾向にあります。
複合機のドラムとは?
ドラムとは、インクの粉末であるトナーを、印刷用紙に写すローラーのことをいいます。
レーザー複合機やレーザープリンターの場合、ドラムユニットにある「感光体ドラム」と呼ばれるローラーにトナーを載せて用紙にくっつけることで、印刷をしていきます。
ドラムは使っているうちに摩耗してしまうため、定期的な交換が必要な消耗品です。
摩耗が激しくなってくると、印刷がきれいにできなくなってきます。
複合機のトナーとドラムは、保守契約の内容にどう関係しているの?
以上で述べてきた通り、トナーとドラムは印刷には欠かせない消耗品です。
これらの消耗品の交換には、複合機を取り扱っている業者との契約内容によって、交換費用が発生したり発生しなかったりします。
ここからは、基本的な保守契約「カウンター方式」「キットトナー方式」「スポット方式」の3つと、トナーとドラムなどの消耗品との関係性についてご説明します。
カウンター方式と消耗品の関係
カウンター方式は、印刷1枚あたりの保守単価が設定され、印刷枚数に応じて毎月の支払金額が変わる契約方式です。
毎月発生する保守単価には、トナーやドラムなどの消耗品の交換料金や故障時の修繕費用、出張費用などがすべて含まれているのが特徴です。
カウンター方式による保守契約を結んでおけば、トナーやドラムがなくなるたびに「消耗品の実費」を支払う必要がありません。
「トナーやドラムを購入する度に、社内承認を得なければならないのはわずらわしい!」
というご担当者様はカウンター方式による保守契約を選ぶといいでしょう。
キットトナー方式と消耗品の関係
キットトナー方式は、トナーを業者から購入したタイミングで、修理や点検などの保守サービスが受けられる契約方式です。
トナーの料金に修繕費・出張費などの保守料金がはじめから追加されているので、保守料金を別で支払う必要はありません。
キットトナー保守の場合、トナーの残量がゼロになるまでもしくは最大5年間は、無償で修繕してもらえるという特徴があります。
トナーの消費量が少ないのであれば、カウンター方式よりもコストパフォーマンスがいい場合があります。
スポット方式と消耗品の関係
スポット方式は、トナーやドラムなどの消耗品が必要になったり複合機が壊れて修理が必要になったりした際、それぞれにかかる費用をその都度支払う契約方式です。
普段あまり複合機を使わず消耗品の減りが遅い企業であれば、最もコストパフォーマンスの良い保守契約だといえるでしょう。
トナーやドラムなど消耗品のことも考えて保守契約の方式を選ぼう
トナーやドラムなどが、複合機の印刷機能には欠かせない消耗品です。
トナーやドラムといった消耗品の交換にかかる費用は、複合機取り扱い業者と結ぶ保守契約の方式によって変わってきます。
業者と保守契約を結ぶ際には、トナーやドラムなどの消耗品の取り扱いについても考慮したうえで、契約方式を選択するようにしましょう!
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





