ISO認証を取得する5つのメリット

「ISO認証を取得する企業が多いが、取得するとどんなメリットがあるのだろう？」
「少なくないお金と手間暇をかけてISO認証を取得する必要はあるのだろうか？」
こんな疑問をお持ちの事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで今回は、ISO認証を取得するメリットを5つご紹介します。
ISO認証取得を目指すかお迷いの事業者様は、ぜひ検討材料にしてみてください。

ISO認証を取得するメリットとは？

それではさっそく、ISO認証を取得するとどのようなメリットが得られるのかをご紹介していきます。

メリット①周囲から信頼を得られる

まずあげられるのは、ISO認証を取得している企業だから信頼できると周囲に思われるというメリットです。

ISO認証取得というのは、第三者機関に品質や安全性を認められているという、いわばお墨付きの証。
本人が言っていることよりも、公平な立場に立っている第三者からの口コミの方が信頼できる、といえばわかりやすいでしょう。

「ISO認証を取得していない企業と取得している企業だったら、取得している企業を選ぼう」
そう考える企業やお客様は少なくありません。
ISO認証を取得して信頼を獲得することによって、取引がしやすくなったり、お客様が増えたりといった結果に繋がることが予測できます。

メリット②PDCAサイクルによって品質が向上する

ISO認証取得を通し、PDCAサイクルが社内で確立されて製品・サービスの質が向上するというメリットも得られます。

なぜなら、ISO認証を取得するには、P（Plan、企画）D（Do、実行）C（Check、評価）A（Action、改善）のサイクルを回すための社内システム構築が必要とされるからです。
PDCAを回し続ければ、すべての製品やサービスが改善され続け、どんどん品質が高まっていきます。
安定的に高品質の商品を供給し続けることができれば、顧客満足度も高まるでしょう。

メリット③作業手順が明確化・標準化される

ISO認証取得のための書類作成や社内システムの構築によって、作業手順が明確化・標準化されるというメリットもあげられます。

作業手順が明確になると、どのように作業を進めていけばいいのか考え込む時間がなくなり、業務が効率化されます。

また、標準化された作業手順に従って作業をすれば、誰が担当しても同じ成果をあげられます。
新しい人が入社してきたときも、すぐに仕事を任せることができるでしょう。

メリット④会社にノウハウが残る

次にご紹介するのは、ISO認証を取得する過程で作業工程がマニュアルとして残されて会社にノウハウが残るというメリットです。

会社にノウハウが残れば、個人の能力や経験任せにならないので、誰がやめようと大きな支障がでません。
「ノウハウを持った人材が退職してしたため、会社のレベルも一気に落ちてしまった……」
という事態を回避できるわけです。

さらに、マニュアルの作成とあわせて保管方法も整備されるため、どの記録がどこに保存してあるかを探す手間もかかりません。
業務の引継ぎもスムーズに行えるでしょう。

メリット⑤人材教育に役に立つ

ISO認証の取得には、人材育成に役立てられるというメリットもあります。

まず、書類作成や社内システムの構築に携わることで、業務全体の流れやノウハウをつかむことができます。
さらに、ISO規格の仕組みや文書化することの大切さ、人の管理などについても学ぶことができるでしょう。

社内でISO認証取得のためのリーダーを選ぶ際は、ぜひ若手、それも将来の幹部候補生を指名してみてください。
ISO認証取得を通じて、大きくステップアップしてくれること間違いありません。

ISO認証取得には信頼獲得や品質向上に役立つなどメリットがたくさん！前向きに取得を検討してみよう

以上、ISO認証取得のメリットを５つ紹介してきました。
ISO認証取得のメリットというと、周囲から信頼を得られるという点だけが注目されがちです。
しかし、製品・サービスの品質が向上したり人材教育に役立ったりと、他にも多くのメリットがあるとご理解いただけたかと思います。

１つのメリットだけではそれほど魅力を感じないという人も、５つもメリットがあるのならば取得を検討してみようと考えていただけたのではないでしょうか。

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