主なISO認証3種類の特徴【ISO9001・ISO14001・ISO27001】
公開日:2019.08.29 最終更新日:2021.08.10
本記事では、数あるISO認証の中でも特に代表的な“ISO 9001”“ISO 14001”“ISO 27001”の3種類についてそれぞれご紹介します。
ISO認証は種類によって何が違うのかご興味をお持ちの事業者様は、ぜひ最後までご覧ください。
ISO認証の中でも有名な3種類をまとめて紹介
ISO認証はどれも、世界基準のマネジメントシステムを構築・運用していくための規格を満たしている企業に与えられる証です。
種類によって、何を目的とするマネジメントシステムを構築・運用するのかという点が異なります。
そのため、取得のために満たすことが求められる規格の内容も異なっています。
規格内容は異なりますが、実はそれぞれの認証取得にかかる費用はさほど差はありません。
ISO認証取得を考えている場合は、こちらのISO認証取得で必要となる費用のおおよその相場もあわせてご確認ください。
それではさっそくISO認証の種類の中で、 ISO 9001、ISO 14001、ISO 27001をピックアップして詳しく解説していきます。
種類①ISO 9001(品質マネジメントシステム)
ISO認証の種類の中でも、もっとも有名なのがISO 9001でしょう。
ISO 9001は、一貫した製品・サービスを提供して顧客満足度を向上させるためのマネジメントシステムの規格を満たす企業に付与されるISO認証です。
ISO 9001認証の取得を通して、「各部署バラバラだったフォーマットを統一できた」「基本的な業務に関する手順書・マニュアルがそろった」という企業も多くあります。
また、責任体制も明確になるので、各個人・部署・外注含め、今まで以上に責任感を持って仕事に取り組めるようになります。
種類②ISO 14001(環境マネジメントシステム)
ISO 14001も、数あるISO認証の中で有名な種類の1つです。
ISO 14001は、環境に対する影響を最小限にするためのマネジメントシステムの規格を満たす企業に付与されるISO認証です。
企業が環境に与える影響をしっかりと把握し、悪影響を与えてしまっているのであれば改善していくためのマネジメントシステム規格を満たす企業に付与されます。
「環境破壊によるリスクをできる限り軽減したい」「環境に関連する法律を順守したい」といった企業には最適なISO認証です。
また、ISO 14001の認証取得は、消費エネルギーの削減によるコストダウンにもつながります。
種類③ISO 27001(情報マネジメントシステム)
Pマークと似た意味合いを持つISO 27001については、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
ISO 27001は情報を適切に取り扱うためのマネジメントシステムの規格を満たしている企業に付与される認証です。
Pマークはあくまで個人情報に焦点を当てているのに対して、ISO 27001認証は情報資産全般を対象にしているというところに違いがあります。
近年はPマークを取得後、さらにISO 27001を取得する企業も増えています。
ISO 27001認証を取得するにあたってより厳密なルールを策定することで、個人情報も含む全ての情報の漏洩事故を未然に防ぐことができます。
ISO認証の種類を知り、自社に最適なISO認証取得を目指そう
以上、代表的な3種類のISO認証を紹介してきました。
ISOの種類の中で、ISO 9001は「品質を保つためのマネジメントシステム」、ISO 14001は「環境に対する悪影響を最小限にするためのマネジメントシステム」、ISO 27001は「情報全般を適切に取り扱うためのマネジメントシステム」の規格を満たした企業に付与されます。
今回は3種類しか紹介しませんでしたが、5万種類以上存在するISO認証にはそれぞれに違った意味合いがあり、取得のために満たすことが求められる規格も異なっています。
「たくさんありすぎてどの種類のISO認証取得を目指すか迷ってしまう……」そう思われた事業者様は、ぜひEMEAO!にお問い合わせください!
コンシェルジュにご相談いただければ、取得を目指すISO認証の種類に関するアドバイスはもちろん、その種類のISO認証取得サポートを得意とするコンサル会社のご紹介までさせていただきます!
この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。