iOS・Androidの同時開発、ハイブリッドでのアプリ開発とは
公開日:2020.10.21 最終更新日:2023.10.20
iOSとAndroid両方のOSで利用できる、ハイブリットアプリは、さまざまなアプリの中でも主流になって開発されてきています。
しかし、ハイブリットアプリとは具体的にどのようなものか、どんな特徴があるのか分からない事業者様も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はハイブリットアプリがどのようなものか、仕組みや特徴を解説していきます。
アプリ開発にお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
ハイブリットアプリ開発とは?
ハイブリットアプリとは、iOSやAndroidなどのOSを問わずデバイスの固有機能と連動できるアプリです。
マルチプラットフォームであるWebアプリでもデバイスを問わずに動作ができますが、カメラやGPSといったデバイスの固有機能までは制御することができません。
一方のネイティブアプリは、動作するOSが限定されるものの、デバイスの固有機能を制御できるという利点があります。
このように、2種類のアプリにはそれぞれ一長一短がありますが、これらの良い部分を組み合わせたのがハイブリットアプリとなります。
マルチプラットフォームであるため、どのようなデバイスでも動作し、カメラやGPSなどの機能を利用可能という特徴をもちます。
また、ハイブリットアプリ開発では、HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb開発系言語が使用されるため、開発コストを抑えられるという特徴もあります。
ハイブリットの仕組み
ハイブリットアプリの仕組みには、WebViewと呼ばれる機能が大きく関与しています。
WebViewとは、iOSやAndroidなどのスマートフォン向けのOSに標準搭載されている機能で、アプリ内でWebページを読み込んで表示させることが可能です。
WebViewを利用すれば、独自でWebページの表示機能を開発及び実装しなくても、アプリにWebページ表示機能を搭載することができます。
また、ハイブリットアプリ開発ではCodvaというフレームワークを活用します。
Cordvaを活用すること、でWeb上のサービスやアプリをWebView上で実行・表示することができます。
さらにハイブリットアプリでは、JavaScriptでデバイスの固有機能を制御するためのインターフェースも提供されているため、カメラなどの機能を利用できるようになります。
このように、ハイブリットアプリがマルチプラットフォームでありながら、デバイス固有機能を制御できる仕組みには、WebViewとCordovaなどのフレームワークが大きく関わっています。
ハイブリットアプリの特徴
ハイブリットアプリにはマルチプラットフォームであることや、デバイス上の機能と連動できること以外にもさまざまな特徴があります。
以下に、ハイブリットアプリの特徴をまとめました。
- マルチプラットフォームのためOSを問わず使用できる
- カメラやGPSなどのデバイス特有の機能と連動できる
- HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb開発言語で開発できる
- 自由度の高いUI構築ができる
上記のようにさまざまなメリットのあるハイブリットアプリですが、デメリットもあります。
古いOSの場合は動きが遅いと感じるケースもあったり、デバイス固有の機能が全て使えるわけではないという特徴があります。
その場合、独自で開発する部分が多くなるため、かえって開発コストが多大になる場合もあるので注意が必要です。
なお、ハイブリットアプリを含むアプリ開発の費用については、こちらのアプリ開発にかかる費用の相場をご覧ください。
ハイブリットアプリはOSを問わず使用でき、デバイス特有の機能とも連動できる
以上、ハイブリットアプリとは何か、特徴について詳しく解説してきました。
ハイブリットアプリはマルチプラットフォームでありながら、カメラやGPSなどのデバイス特有機能とも連動できる特徴があります。
また、Web開発言語で開発できるため、開発しやすくコストを抑えることもできます。
ただし古いOSでは動作が遅くなるケースや、デバイス全ての機能を活用できるわけではないので注意が必要です。
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この記事を書いた人
編集部員 岡本
編集部の岡本です。以前はWEBディレクターとして中小企業のホームページ制作のディレクション等をしておりました。ユーザー様の声をきちんとコンテンツの内容や方向性に反映して、より良いメディアに出来るように日々精進してまいります。