PWAとは?ネイティブアプリとの具体的な違いとアプリ開発依頼のポイント
公開日:2021.04.25 最終更新日:2024.03.06
このコラムでは、PWAとネイティブアプリの違いと、PWAのメリット・デメリットについて説明します。
ネイティブアプリとPWAの違いが分からない事業者様は、ぜひご一読ください。
PWAとは
PWAはスマホアプリケーションのように動作する、モバイル向けのWebアプリケーションのことをいいます。
PWAはHTML、CSS、JavaScriptを使用し開発されます。
通常のWebサイトに比べ、ページの読み込みが早いことや、アプリケーションをインストールする必要がありません。
そのうえで、スマホのホーム画面上にアイコン表示ができることが特徴です。
また、PWAを含むアプリ開発で注意するべきことについては、こちらのアプリ制作の外注上の注意をご確認ください。
ネイティブアプリとPWAの違い
ネイティブアプリとPWAの違いは大きく3つあります。
ネイティブアプリの定義について詳しくはネイティブアプリ、WEBアプリのアプリ開発依頼する時の違いを紹介をご参照ください。
アプリストアからインストールする必要がない
1つ目は、Apple storeやGoogle Playなどでのインストールの有無です。
PWAはブラウザ上で動作するWebアプリです。そのためユーザーがApple storeやGoogle Playなどのストアからアプリケーションを購入しダウンロードする必要がありません。
ただしストアのような窓口がなく、どこにPWAがあるのかがわかりにくいという点があります。
利用者数等の指標が掴みにくい
2つ目は、利用者数を把握する指標の有無です。
PWAはストアを介さないため、ダウンロード数アンインストール数のような利用者数を確認できません。
そのため、別途アクティブユーザーを確認する手段を考えなければなりません。
OSごとの開発をする必要がない
3つ目は、OSごとの開発の必要性です。
ネイティブアプリはOSごとに開発をする必要があるのに対し、PWAはブラウザ上で動作するアプリケーションなのでその必要性がありません。
PWAはOSごとに開発する必要ない分、コストや時間を短縮できます。
またスマホ内のキャッシュを利用し、オフラインでの利用が可能です。
PWAのメリット・デメリット
PWAにはさまざまなメリットとデメリットがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
PWAのメリット
PWAのメリットは以下の4項目です。
- キャッシュを使用し、オフラインで利用できる
- プッシュ通知が利用できる
- ブラウザ上でフルスクリーン表示ができる
- 通常のWebサイトに比べて、ページの読み込みがはやい
PWAはWebアプリであるため、オフラインで利用できることやページが早く読み込まれることなど、さまざまなメリットがあります。
PWAのデメリット
PWAのデメリットは以下の3項目です。
- ブラウザ環境に依存し、動作の差が発生する
- ユーザーが定着化しづらい
- プログラミング言語の理解が必要
ブラウザ環境に依存し、動作の差が発生する
SafariやGoogle Chromeなどのブラウザ環境に依存するため、ブラウザにより動作に差が生じてしまいます。
そのため、ネイティブアプリと同じ機能をすべてPWAで実現させることができないのが実状です。
ユーザーが定着化しづらい
ストアからアプリケーションのダウンロードが無いため、ユーザーの離脱率が高いというデメリットがあります。
そのため、ユーザーが定着しにくいという特徴があります。
プログラミング言語の理解が必要
PWAを開発するにあたり、HTMLをはじめ複数のプログラミング言語を必要とするため、プログラミングの専門知識がないアプリ担当者では開発が難しいのが現状です。
一方ネイティブアプリの開発においては、プログラミング不要なアプリ開発ツールやサービスが増えています。そのため、場合によってはPWAが開発しやすいとは一概には言えないでしょう。
PWAの特徴を理解した上でアプリ開発を行おう
以上、PWAについてネイティブアプリとの違いや、メリット・デメリットについて解説しました。
ネイティブアプリと比べると、まだ開発や運用に課題があるPWAですが、メリット・デメリットを理解した上で導入することで有効的な活用も出来ます。
PWAの開発をしたいけれど、どうしたらいいかわからないという事業者様は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!