iPhoneアプリとAndroidアプリの開発環境はどう違うのか
公開日:2021.05.05 最終更新日:2023.10.20
この記事では、iPhoneとAndroidの開発環境の違いを解説します。
iPhoneアプリとAndroidアプリどちらの開発をするか悩んでいる方は、参考にしてみてください。
iPhoneとAndroidアプリのOSの違い
OSとは、スマートフォンやパソコンなどのデバイスやアプリケーションを操作するためのソフトウェアです。
iPhoneのOSはApple社が作成したiOSで、AndroidのOSはGoogle社が作成したAndroid OSです。
iOSは、Macintoshコンピューターで使用するMac OS Ⅹを、タッチパネルの端末へと最適化するため再構築したものです。
Androidは、多くのメーカーが採用しており、特許はGoogle社にありますが、メーカーが自由にカスタマイズできるため、機種により操作性やUIデザインが異なります。
iphoneアプリとAndroidアプリOSごとの開発環境の違い
iPhoneアプリとAndroidアプリでは、OSごとに開発環境が違います。
開発するアプリがどちらのOSで開発するべきか判断するために、それぞれの特徴を事前に確認しておくことが大切です。
違い①開発できるツール
iphoneアプリとAndroidアプリではそれぞれ開発ツールが異なります。
iPhoneアプリの開発では、Xcodeと呼ばれるツールとそれを使用するためのMacが必要です。
Xcodeとは、iPhoneアプリを開発するためにApple社が提供している統合開発環境であり、Apple Storeから無料でダウンロードできます。
対してAndroidアプリの開発では、Android studioと呼ばれるツールと、Windows・Mac OS・Linuxのいずれかが必要です。
Google社が提供しているAndroid studioは、Androidプラットフォームの統合開発環境です。
違い②対応する開発言語
iphoneアプリとAndoroidアプリでは、開発時に使用する開発言語も違います。
iPhoneアプリの開発で使用するプログラミング言語は、Objective‐CとSwiftの2つです。
Objective‐CはC言語をベースに開発されたプログラミング言語で、主にIOSアプリの開発目的で使用されます。
SwiftはObjective‐Cよりも新しく、比較的開発でよく使用されています。
Androidアプリの開発で使用するプログラミング言語は、JavaとKotlinの2つあります。
Javaは世界で最も使用されているプログラミング言語で、処理速度のはやいアプリの開発が可能です。
Kotlinは、Androidアプリの開発に使用され始めた比較的新しい言語で、Javaよりも簡潔なコードであることや、開発時の安全性を確保しやすいことが特徴です。
また、KotlinはJavaと互換性があるため、Javaでコードが書いてある既存のアプリにKotlinでコードを足すことで、アプリ内容を改良できます。
違い③アプリの公開方法と審査
アプリをリリースする際、iPhoneアプリはApp Storeへ登録しなければ公開できませんが、AndroidアプリはGoogle Storeへ登録しなくてもアプリを公開可能です。
しかし、ストアへ登録したほうがより多く人へ認知してもらえるため、ストア登録せず公開することはオススメしません。
iPhoneアプリもAndroidアプリも、ストアに登録するためには審査を受ける必要があります。
App Storeに登録する場合、アプリの審査は専門家により行われ最低1週間ほど時間がかかります。
Google Storeに登録する場合、アプリの審査は自動審査システムが行うので数時間で終わります。
ただし審査が容易に通る分、競合アプリも数多く存在します。
iPhoneアプリとAndroidアプリの開発環境はOSや開発言語などが異なる
以上、iPhoneアプリとAndroidアプリのOSの違い、OSごとの開発環境の違いについて説明しました。
iPhoneやAndroidごとに開発に必要なツール・言語などの環境が異なるため、どのようなアプリを開発したいかを考え選択しましょう。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!