アプリ開発後のiPhoneアプリをAppStoreに登録する方法

この記事では、iOSアプリをAppStoreに登録する際の手順と注意点について解説します。
AppStoreへのアプリ登録でお困りの事業者様は、ぜひご一読ください。

AppStoreにアプリを登録する手順

AppStoreにアプリを登録するには、以下の4つの手順があります。

手順①Certificate、App IDの準備

ストア申請のために、まずApple Developerへ開発者登録を行い、Certificateを入手します。
その後、App IDを申請する必要があります。

Certificateはそのアプリに関する説明書のことで、登録を行いAppleからの認証を得ることで、Provisioning Profileの作成が可能になります。
App IDはアプリごとに割り当てられる識別IDのことです。

手順②Provisioning Profileの作成

次にアプリ情報の登録を行います。Provisioning Profileをアプリごとに作成します。
Provisioning Profileとは、Certificate・App ID・端末のUDIDを結びつける役割のことです。

App Storeへの申請にはXcodeにProvisioning Profileが必要なため、忘れないように作成しましょう。

手順③App Store Connectにアプリ情報を登録

App Store Connectは、アプリを管理するためのツールです。

アプリのアップロードを行うために、App Store Connectにアプリを登録しておく必要があります。
アプリ名やプラットフォームなど、リリースするアプリごとに基礎情報を登録しましょう。

手順④アプリのアップロード

最後に、Xcodeでアプリのアップロードを行います。

Xcodeとは、ソフトウェアを開発するためのAppleの統合開発環境のことです。
XcodeでArchiveを実行後App Store Connectにアップロードして、アプリを登録し、申請を行いましょう。

AppStoreにアプリを登録する際の注意点

AppStoreにアプリを登録する際には、いくつかの注意点があります。

万が一法律違反や、利用規約の不足を防ぐためにも事前に確認しておくことが大切です。
ここでは、法律に関する注意点と利用規約についての注意点を解説します。

アプリ開発・登録について法律に関する注意点

アプリ開発時に注意すべき法律は以下の通りです。

iOSとAndroid両方のOSで利用できる、ハイブリットアプリについての概要はハイブリッドアプリの概要とメリット＆デメリットとアプリ開発方法紹介をあわせてご覧ください。

出会い系サイト規制法

出会い系サイト規制法では、出会い系アプリを開発・登録する際に運営者がアプリ公開前に「都道府県公安委員会」へ届け出をしなければいけません。

都道府県公安委員会に届け出ることで、利用者が18歳未満の児童ではないことや、利用者が不適切な書き込みをした場合の禁止措置を掲示し、健全なサイトであることを証明できます。

運営側だけでなく、利用者にも適用される法律です。

特定商取引法に基づく表示義務

特定商取引に基づく表示義務は、主に有料アプリや課金システムがあるアプリに関する法律です。

有料アプリや課金システムがあるアプリの場合、アプリ販売者の名称・住所・連絡先情報など販売元の情報を記載する場合があります。
万が一違反してしまっても特に罰則はありませんが、表示義務に違反し続けた場合は厳重注意の上社名が公表されたり業務停止処分になるケースもあります。

アプリの利用規約に関する注意点

アプリの利用規約は、法律上作成しなければいけないということはありません。

しかし、利用規約を作成することで万が一アプリの利用者とトラブルがあった際にスムーズに対応できるようになります。
利用規約はそのアプリに対して適切な内容を考える必要があるため、他社の利用規約やテンプレートを模倣するのはやめましょう。

正しい手順と注意点を知ってAppStoreにアプリを登録しよう

以上、iOSアプリをAppStoreに登録する際の手順と注意点について解説しました。

アプリを登録する前に、法律や利用規約などの注意点を確認しないと、せっかく登録しても申請が通らない可能性があるため、注意しましょう。

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