Androidのアプリ開発を始めるために必要なことを紹介！

世界的なシェアを誇るスマートフォン用OSのAndroid。ビジネスから趣味まで、様々な用途でAndroid向けのアプリ開発が盛んです。
この記事では、今からAndroid用アプリの開発を考えている人向けに必要な知識や技術について解説します。

Androidのアプリとは

Androidのアプリとは、Googleが提供するスマートフォンのOSであるAndroidで使用されるアプリケーション（以下：アプリ）です。Androidのアプリは、Googleの配信サービス「Google Play」 からダウンロード用に配信できるほか、WEBサイトやメール上でも「apkファイル」としてアプリを配布することできる点が大きな特徴です。

また、技術的な特徴として、Andoroid OSはLinuxというOSをベースにしているため、Linux関係の開発に慣れたエンジニアが、Androidのアプリ開発を行うことは比較的ハードルが低いといえるでしょう。

Androidアプリの開発数

Androidアプリの開発数は、個人で製作して公開されていないアプリも存在するため、正確な数値を測ることは難しいです。しかし、公式の配信サービス「Google Play」では200万個のアプリが取り扱われています。

Android端末のシェア

日本のスマートフォン市場において、Android端末はiPhoneと並んで使用率の高いOSのひとつです。2023年のシェアはAndroid55%、iPhone45%とAndroidが優っています。しかし、2021年まではiPhoneの方がAndroidより高いシェアを誇っており、今後のOSのシェアに関する動向は未知数です。iPhoneがシェアを落とした理由としては、iPhoneの高価格化とAndroidの低価格化が挙げられています。

ただし、Android OSの中には、XIaomiの「MIUI OS」や、Amazonの「Fire OS」などのように、AndroidをベースにしたカスタムOSが含まれており、純粋なAndroidのシェアではiPhoneの後塵を拝しています。

なお、世界に目を向けると、Androidはシェア70%と圧倒的な人気を誇っています。

Androidアプリで作れるもの

上述のようにAndroidアプリの中には、主にスマートフォン向けのソーシャルゲームや家庭用のアプリなどの他にも、企業が自社の製品と提携する為のアプリもあります。また、Androidはスマートフォンやタブレットに利用されるだけではなく、スマートウォッチや「Chrome OS」といったパソコン用のOSにも使用されています。

Androidをエミュレート（再現）するソフトウェアを使用すると、WindowsやMacOSでもAndroidアプリが使用できるため、様々な場所、デバイス、用途で使用することが可能です。このようにAndroidはアプリの自由度が高いのが特徴となっています。

Androidアプリの開発難易度

作成するアプリの内容によりますが、初歩的なプログラムの知識だけではAndroidアプリを開発するのは難しいと言われています。理由としては、Androidアプリの作成に使用されるプログラム言語の「Java」は比較的難易度が高いとされているからです。一方、iOS（iPhoneに使用されるOS）のアプリに必要なプログラム言語「Swift」は操作が簡単なため、アプリ製作のハードルはAndroidと比較して低いと言えます。

とはいえ、Andridでは「Python」や「Kotlin」のような、Javaに比べて使いやすいプログラム言語で製作できるアプリもあるので、製作したいアプリと自身のプログラミングの習熟度を検討することが重要です。後述しますが、プログラミングが苦手な人でもアプリを製作できるサービスもあります。

Androidのアプリ開発に必要な環境

Androidのアプリを開発するためのファーストステップとして、開発環境を整える必要があります。ただし、業務用のシステムやソフトウェアなどを製作するレベルの環境は必要なく、開発するアプリの種類にもよりますが、家庭にあるデバイスで開発できることもあります。

関連記事：iPhoneアプリとAndroidアプリの開発環境はどう違うのか

端末

アプリの開発には、パソコンやスマホなどのデバイスが必須です。使用するパソコンの種類は、Android StudioやSDKを初めとするアプリ開発ソフトウェアをインストールできるものであれば、どのようなOS（Windows、MacOS、Linux）を使用しても問題ありません。
（本記事ではWindowsの使用を前提に解説します。）

また、Chromebookであれば、低価格かつAndroidのアプリを起動できるため、テストの際に便利です。他にも、スマホやタブレットでアプリ開発をするケースもありますが、細かい操作を行いにくいので、最初はパソコンでアプリ開発を行うことを推奨します。

開発環境

アプリの開発環境には、パソコンやタブレットなどのハード面の準備はもちろんですが、他にも開発に使用する言語に対応したソフトウェアや材料が必要です。また、高度なゲームアプリの製作を考えている場合は、テスト用にスペックの高いAndroid端末を準備する必要もあります。

プログラミング言語

Androidのアプリを開発するには、プログラム言語に関する一定の知識が必要になります。後述しますが、コーディングをサポートしてくれるツール無しでは、プログラムの情報を読みとるのも一苦労です。また、プログラム言語には、沢山の種類があり、言語によって適している開発内容が異なります。

そのため、アプリ開発のためにプログラム言語を勉強するならば、どのようなアプリを作るかを前もって決めてから、そのアプリが得意とする言語を勉強するのが効率的です。

以下で、Androidの開発に使用されるプログラム言語を特徴と共に紹介します。

関連記事：アプリ開発におすすめのプログラミング言語とは？種類と特徴を解説

Androidのアプリ開発に必要な言語

Androidのアプリ開発には、様々なプログラム言語を用いて製作を行うことが可能です。

Java

「Java」は1996年に発表されたプログラム言語です。
汎用性の高さが特徴で、Android以外にも様々な用途で活躍しているプログラム言語です。WindowsやiOSなど、民生用のソフトウェアの他にも大規模なシステムなどにも一般的に使用される機会が多いです。

また、Androidのアプリ開発でもJavaは最も使用頻度の高い言語なので、ある程度の複雑なアプリ製作を考えている場合は、Javaの習得は必須と言えます。

Kotlin

「Kotlin」は、2011年ごろに発表されたJavaに互換性を持つプログラム言語です。Javaと共通する特徴が多くあり、素早いコンパイル（書き出し）と動作速度が魅力的です。また、GoogleがAndroidのアプリ開発にKotlinの使用を公式に推奨しているのもポイントです。

Javaと類似点の多い言語構造をしているため、Javaの使用者がKotlinを習得するのは比較的容易です。

Ruby

「Ruby」は日本で1995年に誕生したプログラム言語です。
Rubyは「最も重視しているのはストレスなくプログラミングを楽しむことである（enjoy programming）」を理念に製作されたプログラム言語であると開発者が述べており、プログラムの初心者には入門として推奨されています。

技術的な特徴は、オブジェクト指向言語と言われる言語命令系統が見て分かりやすい点です。そのため、読みやすい言語であるとも言われています。

C#

「C#（シーシャープ）」はMicrosoftが開発したプログラム言語です。システムの開発や、高度なゲームの製作で用いられることの多いエンジニアの人気が高い言語です。

しかし、習得の難易度は高い傾向にあるので、初心者が最初にC#から始めるのはおすすめできません。また、「Visual Studio」というマイクロソフトが提供しているツールを使用できる点もポイントです。高度なアプリを製作する際は、かなり有効な言語ですので学習してみるのも良いでしょう。

Androidアプリ開発のセキュリティ対策

セキュリティが保たれていないと、アプリから情報漏洩する可能性があります。ここでは、Androidアプリを開発するうえで気を付けるべきセキュリティ対策を3つ紹介します。

• アプリのセキュリティ脆弱性を知る
• データ暗号化の実装
• 安全な通信プロトコルの使用

各対策をチェックしましょう。

アプリのセキュリティ脆弱性を知る

攻撃者に、システムやアプリケーションのセキュリティの弱点が見つかると、悪用され不正アクセスやデータ漏洩につながります。

たとえば、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの一般的な脆弱性があげられます。これらは、入力データの検証不足や適切なエスケープ処理がないことが原因です。

開発者は、Open Web Application Security Project（OWASP）のトップ10リストなどを参考にし、脆弱性の種類とその対策方法を学ぶのがよいでしょう。

データ暗号化の実装

データを特定のアルゴリズムで変換し、第三者が理解できない形式にすることで、データが漏洩しても解読されにくくなります。

仕様を理解し、用途に応じて適切な暗号化機能を実装しましょう。

安全な通信プロトコルの使用

アプリがインターネットを介してデータを送受信する際、漏洩を防ぐためにプロトコルの利用が重要です。安全な通信プロトコルは、HTTPSやTLSなどがあります。

これらのプロトコルは、通信内容を暗号化し、第三者による盗聴や改ざんを防ぎます。

とくに、ユーザーのログイン情報やクレジットカード情報など、センシティブなデータを扱う場合には、必ず安全な通信プロトコルを使用しましょう。

Androidのアプリの開発手順

実際にアプリを開発する手順の一例を解説します。

環境構築

アプリ製作に使用するデバイスが用意できたら、開発環境構築のためにアプリ開発用のソフトウェアをインストールしましょう。
以下で導入するソフトウェアの一例と手順を紹介します。

• 使用するプログラム言語のセットアップ（例:JDK）をインストール
• AndroidStudioをインストール
• 必要なSDK（Software Development Kit）をダウンロード
• Androidのエミュレーターを導入（ChromebookやAndroidタブレットでは必要なし）
• テスト用のAndroid端末を用意

ソフトウェアのダウンロード・インストール方法は、OSやデバイスによって異なります。

企画

開発環境が整ったら「企画」に入ります。
「企画」では、どのようなアプリを作るのか具体的に企画を立てます。商用利用などでアプリを設計する場合は別ですが、個人で作成する場合は、後で方向修正も可能ですので、そこまで厳密に構想を練る必要はありません。

また、グループでアプリを製作している場合は、全員が同じイメージを共有しているかを確認してください。一人でも、違ったイメージを持っていると、開発時に歪みが発生する場合があります。他にも、企画の段階で構築した環境に不足を感じたら、前のフェーズに戻っても良いでしょう。

設計

アプリの企画が完了したら、企画の構想をアプリ化するために技術的な設計を行います。具体的には、どのようにコーディングを行えば問題ないかを確認します。
実際に製作に入ってから、設計と噛み合わない箇所もあるかと思いますので、その都度修正が必要です。

製作

企画や設計などの準備が完成したら、アプリの製作に入ります。開発環境を整えたパソコンに設計した内容に従い、コーディングを行います。グループで製作に当たる場合は、適宜会議を行うことで、進捗状況やバグの報告を行ってください。そうすることでエラーやバグを回避することに繋がります。

テスト

製作が完了したら、アプリがAndroid上で動作するのかをテストする必要があります。
Android端末が手元にあれば、作成したアプリデータ（apk）を端末に移してテストするのがベターですが、パソコンにAndroidエミュレーターをインストールすることで擬似的にAndroid環境を作りだしてテストできます。

リリース

完成したアプリを配布する場合、「リリース」を行います。
リリースには個人で配布する方法と「Google Play」で配布する方法の2通りがあります。

「Google Play」で配布する場合は、Play Storeの登録に必要なGoogleデベロッパーアカウントを入手後にGoogleでアプリを審査してもらう必要があります。この際、アプリのデータ（apkファイル）と製作前の格納データを用意する必要があります。

また、個人配布の場合はapkファイルを通常のソフトウェアや画像などと同じようにSNSやウェブサイトで配ることができますが、Googleがウイルス対策のために、「Google Play」以外からのインストールを推奨していないことと、インストール自体に知識が必要なため、「Google Play」よりも配布率が落ちる可能性があります。

開発したAndroidアプリで収益を得る方法

アプリをリリースしたあと、収益化を考える人も少なくないかもしれません。以下に代表的な収益化の方法を紹介します。

有料ダウンロード

アプリの収益化する方法に、アプリを購入してもらう「有料ダウンロード」という方法があります。有料ダウンロードの特徴として、購入時に料金が支払われるため、素早い収益化が可能です。

デメリットとしては、継続的な収益化には繋がりにくく、不具合などが発生すると無償で対応する必要があるなどのリスクが挙げられます。

アプリ内課金

アプリ内課金は、アプリ内でサービスや機能を使用する際に料金が発生する収益方法です。基本料金は無料のことが多く、サービスを追加することで収益が見込めます。

ただし、アプリをインストールしたユーザーが課金が必要となるサービスを利用しないと、アプリの管理費だけがかさんでしまうリスクがあるほか、ゲームなどでアイテムを販売する場合、景品表示法などの法律を意識する必要があります。

アプリ内課金をしないとほとんどのサービスが利用できないような、有料ダウンロードとほとんど変わらない「アプリ内課金」もあります。

アプリ内広告

アプリ内に広告を表示して収益化する方法もあります。
広告収益にも種類があり、一定期間広告をアプリ内で表示した場合に支払われる「インプレッション方式」、広告からサイトにアクセスしたタイミングで支払われる「リワード広告」、アクセスした商品をユーザーが購入したら、料金の一部が報酬として支払われる方法などがあります。

代表的な広告スクリプトにGoogleの「AdMob」や「MoPub」「Nend」などがあります。注意点は、アプリ内に掲載する広告の量が多すぎると、ユーザーのアプリ使用を妨げてしまい、利用率が下がってしまうことです。

広告の掲載には、以下の方式がありますので、検討してみてください。

ネイティブ広告

アプリのデザインなどと一体化して、ユーザーの利用体験を極力妨げない広告を「ネイティブ広告」といいます。

インタースティシャル広告

ローディング画面や、ページの移り代わりの際に表示される広告です。とはいえ、広告を流すために画面の切り替えを強引に増やすと、ユーザー離れに繋がる可能性があります。そのため、読み込み中の待機時間に広告を流すなどして、アプリの快適さを損なわないように工夫が必須です。

バナー広告

画面の端に表示される広告を「バナー広告」といいます。バナー広告は、アプリの表示画面に常時表示されるタイプの広告であるため、掲載時間で収益が発生する契約だと大きな収入が期待できます。しかし、バナー広告の大きさや位置に注意しないと、他の広告同様にユーザーのアプリ体験を損なうことで、使用率低下の原因となります。

Androidアプリのパフォーマンス最適化

Androidアプリのパフォーマンスを最適化することで、ユーザー体験を向上させ、アプリの評価を高められます。ここでは、最適化するポイントを3つ説明します。

• メモリ管理とリーク防止
• バッテリー消費の最適化
• アプリの起動時間短縮

各ポイントをチェックしてみてください。

メモリ管理とリーク防止

メモリ管理の適切な実行は、アプリの安定性とパフォーマンスを維持するために不可欠です。メモリリークが発生すると、アプリがクラッシュしたり、動作が遅くなったりする可能性があります。

これを防ぐためには、オブジェクトのライフサイクルを適切に管理し、不要になったリソースを速やかに解放することが重要です。また、Android Studioのメモリプロファイラを活用してメモリ使用状況をモニタリングし、リークを早期発見し対策するとよいでしょう。

バッテリー消費の最適化

ユーザーがアプリを長時間使用できるようにするために、バッテリーは重要です。とくに、CPU、センサー、液晶画面の使用を最小限に抑えると効果的です。

アニメーションは多くのCPUリソースを消費するため、フレームレートを適切に設定し、不要なアニメーションは避けましょう。大きな画像のレンダリングもバッテリー消耗につながるため、ビットマップ画像の不必要なピクセルは除外しましょう。

また、特定のタスクを実行するために使用するWakeLocksは、デバイスがスリープ状態でもタスクを実行します。そのため、誤った使い方をするとバッテリーを消耗させます。

さらに、ネットワーク通信はバッテリー消費の大きな要因です。ネットワークタスクをバッチ処理することで、無線機のフルパワー状態を減らせます。

最後に、モバイル広告はバッテリー消耗の原因となるため、広告を特定の部分だけに表示し、バッテリー消費を抑える工夫が必要です。

アプリの起動時間短縮

起動時の初期化処理やリソースの読み込みが多いと、起動時間が長くなります。そのため、必要最低限の初期化処理のみ行い、その他の処理は非同期にしましょう。

また、起動時に不要なリソースを読み込まないようにすることで、起動時間を大幅に短縮できます。さらに、スプラッシュスクリーンを活用することで、ユーザーに待ち時間を感じさせない工夫も有効です。

初心者でもAndroidのアプリ開発はできる？

あまりプログラミングに馴染みのない人でも、Androidのアプリ開発をしてみたいと思うこともあるかもしれません。実際にはプログラム言語に関する知識がまったくない状態で、アプリ開発をするのは困難です。
初心者の人は、Androidの構造やプログラムに関する書籍や教材を使用して学習することから始めましょう。しかし、ある程度枠にはまったアプリの製作であれば、ツールを使用することでAndroidのアプリを製作すること自体は可能です。

プログラミングなしでAndroidのアプリを開発できるツール

初心者がアプリ開発をすることへの需要から、多くのAndroidアプリ製作ツールが提供されています。
代表的なツールを以下に紹介します。

joint apps

「joint apps（ジョイントアップス）」は、ゲーム感覚でアプリを製作できるサービスです。サイトのフォントやデザインを決めるような感覚でアプリを設計することが可能なため、プログラム言語やITに関する知識がなくても使用できます。

monaca

「monaca（モナカ）」はアプリの開発を簡易に行えるサービスです。アプリを開発しながら勉強を行うツールもあるなど、今後本格的にアプリ開発に取り組みたい人にとっては便利なサービスといえます。
また、コーディングが可能な人向けのツールも提供されているため、様々な層の開発者に寄り添ったサービスと言えるでしょう。

yappli

「yappli（ヤプリ）」は商業利用を目的としたアプリ開発を支援するツールです。ECサイトや予約アプリなど、様々なビジネスシーンを想定してフォントが用意されており、企画段階での構想に当てはめてアプリを製作することが可能です。
また、自動アップデート機能がサービス対象に入っていることは嬉しいです。

ShoutEm

「ShoutEm（シャウテム）」はバリエーション豊富なテンプレートが特徴のアプリ開発ツールです。英語での使用が前提となるため、人によっては使用することが難しいです。

AppGyver

「AppGyver（アプガイバー）」は基本料金無料でアプリ開発を行えるサービスです。
アプリの収益が1000万ドルを超えなければ、全ての機能が無償で活用できるため、個人でアプリ開発を行いたい人にとっては、経済的な観点から選択肢のひとつになり得るツールです。

Androidのアプリ開発には様々な方法がある

いかがでしたでしょうか。
Androidのアプリ開発は、プログラミングに関する高度な知識や、ITのスキルが必須であるかのようにイメージされますが、作るアプリの規模や自由度によっては、初心者でも製作することが可能です。
自分の作りたいアプリと必要なツールを検討して、製作してみてください。

Androidのアプリ開発に悩んだ際にはEMEAO!へのご相談を一度ご検討ください。

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