アプリ開発はスクラッチ開発と開発ツール利用どちらにすべきか
公開日:2021.05.05 最終更新日:2023.10.20
この記事では、スクラッチ開発とアプリ開発ツールどちらがよいのか、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。
アプリケーションの開発方法でお悩みの事業者様は、ぜひご一読ください。
スクラッチ開発とは
スクラッチ開発とはゼロからオリジナルシステムを作る開発方針です。
すべてを1からカスタマイズできるため、細かい設定やこだわりがある場合などによく使われる開発方法です。
スクラッチ開発にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、事前に確認しておくことが大切です。
スクラッチ開発のメリット
スクラッチ開発は、ゼロからオリジナルシステムを作るため、技術・予算に合わせて自由度の高いアプリ開発が可能となります。
基本的には、必要な機能だけをシステムに盛り込むことができるため、余分な機能にかけるコストを削減できます。
低予算のアプリ開発に適した方法だといえるでしょう。
また独自性の高いアプリ開発に向いていて、他のアプリとの差別化を図ることができるのもスクラッチ開発のメリットです。
スクラッチ開発のデメリット
スクラッチ開発は、自由にお好みの機能を搭載したアプリ開発が可能ですが、開発工数が多くなる傾向があるというデメリットがあります。
基本的に搭載する機能が増えると開発工数も多くなるため、テストやデバッグなども独自に設計する必要があります。
開発工数が多くなればその分開発費用や時間がかかるため、短期間での開発には不向きといえます。
またゼロから開発を行うのに必要な知識と経験を持った人材が、自社で確保できるかも課題の1つです。
人材を確保できたとしても、開発しようとしているアプリの要件にスキルレベルが合っているかもよく確認が必要です。
アプリ開発ツールとは
アプリ開発ツールとは、既存のテンプレートを使用し、コード構文チェックや動作テスト・設計などさまざまな工程で効率化するためのツールです。
ある程度型にはまった開発方法なので、開発がしやすく短期間・低コストでの開発が可能です。
開発ツールを利用したアプリ開発にもメリットとデメリットがあるため、事前に確認しておきましょう。
アプリ開発ツールのメリット
アプリ開発ツールは、既存のテンプレートを使用し簡単にアプリを開発することができます。
自社でのスクラッチ開発に比べ、開発ツールでは短時間かつ安価でアプリ開発が行えることがメリットです。
またテンプレートの使用などでアプリを開発できるため、プログラミングの専門知識がなくても開発が行えます。
セキュリティパッチやOSのアップデートなどは、開発ツール側が対応してくれるので、開発後の手間を省くこともできます。
アプリ開発ツールのデメリット
既存のテンプレートを使用するため、スクラッチ開発のような自由な開発ができず、独自性に欠けるのがデメリットです。
一定のカスタマイズは可能ですが、特殊なギミックや細かい設定などに融通が利かない場合もあるので注意しましょう。
また、ツールによっては大規模なアプリ開発に対応できない場合もあるので、ツール選定が難しいケースもあります。
他アプリとの差別化を図るスクラッチ開発
以上、アプリケーションの開発方針について解説しました。
スクラッチ開発は独自性の高いアプリを開発できるので、他アプリとの差別化を図ることが可能です。
しかし、自由に開発できる分リソース不足になっては本末転倒になります。開発の前に十分に確認しておきましょう。
スクラッチ開発と開発ツール利用どちらの方がよいのかわからないという事業者様は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
事業者様のお悩みに合った、優良な業者を完全無料でご紹介します。
この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!