SNSアプリの開発着手前に業者に相談したほうがいいこと
公開日:2019.10.28 最終更新日:2023.10.23
2019年に行われた総務省の調査によると、全年代でのモバイル機器の利用率は87%。うち、82.3%がSNSを利用しています。
参照:平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
利用率の高さから、自社でSNSアプリのリリースをお考えの方もいるのではないでしょうか。
しかし、SNSアプリを外注するには注意点があります。
そこで本記事では、SNSアプリの開発を専門業者に依頼する際のポイントを紹介します。
SNSアプリの開発依頼をお考えの方は、ぜひご覧ください。
ポイント①市販のSNSアプリとの差別化
まずSNSアプリの開発を依頼する際、どのような機能を搭載したいのか? をしっかり伝えることが大切です。
SNSアプリの基本は「情報の発信」「情報の共有」を限定されたコミュニティ内でできることです。
市販のSNSアプリには様々な発信共有機能が搭載されており、使いやすく作成されています。
独自でSNSアプリを作成する際には、市販のアプリにはない機能を搭載することで他のアプリとの差別化をはかる必要があります。
「多額の費用を費やして開発したのに、市販のものに似ているのでなかなかユーザーが増えない……」
というリスクを回避するためにも、特定の分野に特化させる工夫が必要でしょう。
例えば社内で使われるアプリには、チャットや通話機能に加えてスケジュール管理を行えたり、ファイルの圧縮・解凍を行う機能が搭載されているものもあります。
ビジネス面では外出先でファイルを確認することもあるため、非常に便利な機能になっています。
SNSアプリを開発するにあたって、どんな機能を搭載するかを市販のアプリと比較して吟味することが大切です。
SNSアプリはネイティブアプリが多い
SNSアプリのメリットはリアルタイムで情報が共有できることにあります。
ブラウザを利用したWebアプリでは、その都度ページの更新をしないと情報が流れてきません。
そのため、SNSアプリは端末機器上で動作する「ネイティブアプリ」として提供することが多いです。
注意点として、SNSアプリはより幅広いユーザーとの交流をはかるため、複数のOSに向けて開発されることがほとんどです。
しかし、ネイティブアプリはOS・端末ごとに開発方法が異なり、対応OSが増えるほど開発費用も高額になります。
SNSアプリの開発を依頼する際は、ネイティブアプリでの開発を前提とし、予算と相談して対応OSを検討するとよいでしょう。
SNSアプリを含め、事前にこちらのアプリ開発にかかる費用の相場もあわせてご覧ください。
ポイント②アプリの内容によっては届出が必要
SNSアプリは、内容によっては開発前に公的機関に届出を提出しなければいけない場合があります。
例えば、交際を目的とした異性同士が出会うことを目的としたマッチングアプリや婚活アプリといった、いわゆる出会い系サービスは警察からの許可が必要です。
これは、「出会い系サイト規制法」で定められている内容です。
主に未成年の利用を禁止することが義務付けられており、届け出を出さない、もしくは違反した場合は業務停止命令が下される場合があります。
「問題ないと思っていたのに、ある日突然停止せざるを得なくなった……」
といったことがないように、今一度、開発したいアプリの内容が違反していないか確認することも大切です。
参照:なくそう、子供の性被害。 “出会い系サイト規制法施行規則”
独自性のある内容で、クリーンなSNSアプリを目指そう
今回は、SNSアプリの開発を依頼する際のポイントについて解説してきました。
自社にとってSNSアプリ開発委託が必要か判断する材料にとなりましたでしょうか。
SNS機能は幅広い分野で活躍できる機能なだけに、独自性を出すとなると難しいアプリでもあります。
SNSアプリを開発する際は、具体的にSNSを使って何をしたいかを明確にすることが大切でしょう。
また、届出が必要なものはしっかりと基準をクリアしてから届出を行い、不正や反社会的な内容を含まないクリーンなアプリを作ることが不可欠です。
今後、SNSアプリの開発を外部受注する予定の方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
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