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公開日:2019.10.28 最終更新日:2025.08.29
MMD研究所による2019年の調査では、9割以上の中高生が勉強時にスマホを利用しているという結果が出ています。
また昨今では学校側で学習用タブレット端末を貸与するケースもあり、専用アプリも多く配信されています。
そこで本記事では、学習・教育アプリの開発を専門業者に依頼する際に抑えるべき2つのポイントを紹介していきます。
学習アプリのリリースを考えている教育業界の方は、ぜひ最後までご覧ください。
参照:MMD研究所 “2019年5月 中高生の勉強時におけるスマートフォン利用実態調査”
学習・教育アプリと一口に言っても、アプリを使って学習するターゲット層は幅広く存在します。
学習・教育アプリのメリットは、勉強へのハードルを下げてモチベーションを上げてくれる効果があります。
そのため、対象を間違えてミスマッチな機能やサービスを搭載してしまうと、余計に勉強へのハードルが高くなってしまうリスクがあります。
自社で学習アプリを開発しようとする際、どのような人に向けてサービスを提供するのかをしっかり定めておくようにしましょう。
学習・教育系アプリの内容とターゲットの例
ターゲットによって、アプリ内の文章で使用する漢字の割合や振り仮名、言葉遣いなども大きく異なります。
まずは対象年齢と、アプリで学習できる内容を大まかに決めましょう!
アプリを構成する上で欠かせないUIおよびUXというものをご存じでしょうか?
ざっくり言うと、UI(ユーザーインターフェース)とはデザインやレイアウトといったアプリの外観のこと。
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、フォントの可読性や導線のわかりやすさ、アプリを通したサービス品質などの、アプリを通してユーザーが得られる使いやすさ・心地良さのことです。
学習・教育系アプリの開発では特に、ターゲットの勉強への意欲を向上させるための工夫が必要です。
使いやすさはもちろん、デザイン面でも人が惹かれるような工夫をしましょう。
例えば、ビジネスの勉強をしたい人向けのアプリではシンプルでスタイリッシュなUIが好まれる傾向があります。
しかし、子供向けの知育アプリの場合、子供が飽きてしまわないように色彩豊かで動きがあるUIで開発したほうが適切です。
また、小さな子供が1人で操作するものを想定しているのであれば、文字を極力少なくしイラストや記号で誘導するなど、アプリに初めて触れる子供でも直感的に楽しめるようなUXが良いでしょう。
教育アプリはターゲット層が幅広いため、開発依頼の際は対応年代に合わせたUI/UXを意識しましょう。
学習・教育アプリは、アプリそのもので学習ができるタイプのアプリと、勉強のサポートを目的としたアプリの2つに大きく分けられます。
学習型教育アプリの特徴
サポート型教育アプリの特徴
上記のように、学習型アプリとサポート型アプリでは機能や内容が大きく異なります。
アプリ開発を依頼する時には、どちらのタイプで作成するかを決めておきましょう。
なお、学習アプリを含むアプリ開発にかかる費用については、こちらのアプリ開発の外注にかかる費用相場をご確認ください。
学習・教育アプリの開発に必要な機能を、以下2つのタイプに分けて解説します。
タイプ別にどのような機能が必要となるのか見ていきましょう。
学習型ではアプリを利用して学習を進めるため、「自走できる力をつける機能」が必要となります。
学習型アプリに必要な機能は、おもに以下のとおりです。
主流となっている動画学習に対応するためには、動画配信・ダウンロード機能は欠かせません。またアプリでの学習は、スマホ、アイパッドなど、利用者によってデバイスや画面サイズが異なります。そのため、多様化にあわせたUI/UX設計が必要となるでしょう。
サポート型アプリでは、利用者の目的にあわせて「学習をサポートする機能」が必要となります。
サポート型アプリに必要な機能は、おもに以下のとおりです。
アプリの利用制限は、小学生以下の子供が対象のアプリに入れておきたい機能です。また、親の管理のしやすさにも注目して実装する機能を選択しましょう。
学習・教育アプリを開発する方法は、おもに以下2つのパターンに分かれます。
それぞれのメリット・デメリットを比較し、自社に合った方法を選択しましょう。
1番のメリットは、開発費用を抑えられるという点です。ほかにも以下のようなメリット・デメリットがあります。
| メリット | ・開発費用を抑えられる ・アイデア、技術の流出を防げる ・社内にノウハウが蓄積させる ・仕様変更に柔軟に対応できる |
| デメリット | ・技術者を採用する必要がある ・アプリの品質は社内のエンジニア次第 ・人材育成にコストと時間を有する |
自社開発のメリットは多いですが、社内に技術者がいることが大前提です。採用や人材育成から始める場合はコストと時間がかかるため、外注も視野に入れましょう。
開発会社に依頼するメリットは、クオリティの高い学習・教育アプリを開発できるところです。ほかにも以下のようなメリット・デメリットがあります。
| メリット | ・クオリティの高いアプリを開発できる ・豊富な知識とノウハウを持つプロに依頼できる ・社内に技術者がいなくても開発できる ・トラブル時のサポートも任せられる |
| デメリット | ・開発費用が高くなる ・開発期間が長くなる ・コミュニケーションコストがかかる |
クオリティの高いアプリを開発できる一方で、開発費用が高くなる、リリースまでの期間が延びるのは避けられません。外注を検討する場合は、必要な機能や性能を絞り、費用の増大を抑えましょう。
学習・教育アプリ開発の費用相場を、2つの実装パターンに分けて解説します。
搭載する機能に応じて、費用相場にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
音声や動画配信機能を実装する場合、開発費用に100〜200万円程度かかります。オリジナルの動画講座を組み込むと、コストが高くなる傾向があります。
コストを抑えて開発するなら、YouTubeといった動画配信プラットフォームの活用がおすすめです。既存のプラットフォームを利用することで、開発費用を数十万円程度に抑えられます。
アプリ開発の目的やターゲット層にあわせて機能の優先度を決めると、コストパフォーマンスの高い開発に期待できます。
Webシステムを組み込んだ管理画面を実装する場合、200万円程度が開発費用の相場です。
多くの学習・教育アプリでは、ユーザーの管理にWebシステムを採用しています。ユーザーの認証や管理、教材の管理機能といった機能が一般的です。
なお、学習・教育アプリの開発にかかる費用は、300〜800万円程度が相場です。より高性能なアプリの開発には、800万円以上かかる場合もあります。
学習・教育アプリを開発会社に依頼する場合は、以下のポイントを参考に選びましょう。
開発会社にはそれぞれ得意とする分野があるため、自社の目的やニーズに合った会社を見極める必要があります。特徴や実績を確認し、学習・教育アプリの開発に強い会社を選びましょう。
また、アプリは開発して終わりではないため、リリース後のアフターフォロー体制が万全であるかも判断基準となるでしょう。
今回は、学習・教育アプリの開発を依頼する際のポイントについて紹介してきました。
学習・教育アプリ開発を外注する際に決めておくべき内容がイメージできましたでしょうか。
学習アプリは、アプリを利用するターゲット層によって内容が大きく異なります。
しっかりとターゲットを定めて、対象者に向けたアプリ開発を行うことが重要です。
学習・教育アプリの開発を外部に発注する際は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
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現在は、お客さま対応を担う。年間実績として、120社を超えるクライアントのSEOコンサルを担当。
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