VR/ARアプリの開発を依頼する際の3つのポイント
公開日:2019.10.28 最終更新日:2023.10.20
2016年は「VR元年」と呼ばれ、本格的なVR機器からスマホを使って安価でVRを楽しめる簡易的な機器まで、さまざまなVR機器が普及しました。
また、同年にリリースされたアプリ「ポケモンGO」はARを効果的に取り入れ、今日に至るまで広く親しまれています。
自社でもVRやARのアプリをリリースしたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、VR/ARアプリの開発を外注する際の注意点を紹介していきます。
VRアプリやARアプリの開発をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
VR/ARアプリ開発依頼前に抑えておきたい3つのポイント
VR/ARアプリの開発を依頼する際に、意識すべき3つのポイントを以下にまとめました。
- VRとARそれぞれの特性を知る
- VRアプリ開発の注意点
- ARアプリ開発の注意点
ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
なお、VR/ARアプリを含む、アプリ制作のよくあるトラブルを良く知ることで、トラブルの回避が実現できます。
ポイント① VRとARそれぞれの特性を知る
VRとARはともに混同されがちですが、その特性は大きく違います。
2つの違いを簡単にいうと、VRは仮想現実そのものを楽しむのに対し、ARは現実世界にCGで作った仮想物を落とし込むことです。
VRを楽しむためには専用のVRゴーグルが必要となり、ユーザーが実際に仮想現実を体験できることが特徴です。
ARはスマホのカメラ機能を利用して、スマホの画面に映る現実世界にCGを合成することができます。
それによって、CGの商品やキャラクターが実際にそこに存在しているかのように見せることができます。
VRとARは特性の違いから、アプリの内容によってVRかARかを選択して開発されます。
次からの項目では、それぞれの使用用途と注意点について具体的に解説していきます。
ポイント②VRアプリ開発の注意点
VRアプリは、その特性から主にゲームやシミュレーションコンテンツで多く配信されています。
近年ではスマホでのVRアプリ配信が多くなってきましたが、VRアプリを利用するには、VRゴーグルが必須です。
スマホでVRアプリを起動した状態でゴーグルに設置し、ユーザーが装着することで初めてVRを楽しむことができます。
またゲームのように、スマホの操作が必要なアプリの場合は、遠隔操作できるリモコンも必要になってきます。
事前にいくつかの対応機器が必要なため、VRには新規でユーザーを呼び込むためのハードルが高いというデメリットがあります。
またVRゴーグルを装着することで、視点と実際の体の動きの違いからVR酔いを起こしてしまうケースもあります。
新規でユーザーを呼び込む工夫も大切ですが、特定の利用者向けに長く楽しんでもらえるよう品質を高めることを重視したほうがよいでしょう。
ポイント③ARアプリ開発の注意点
ARアプリの代表例としては、2016年にリリースされたポケモンGOでしょう。
スマホのカメラ機能を使って、現実世界にモンスターが現れるという表現を行ったことで、多くの人気を集めました。
他にもインテリア店のアプリでは、購入したい家具を自室にARで仮配置することができます。
ARを利用することで、実際に購入した際の雰囲気を確認できるメリットがあります。
またARは、ビジョンベース型とロケーションベース型の2種類のタイプに分かれます。
ビジョンベース型は、スマホのカメラから直接空間を認識してCG合成を行います。
対してロケーションベース型は、GPSから位置情報を取得して、現実世界の空間にCGを精密に設置できます。
ビジョンベース型は、空間認識の計算量が高くなる傾向があります。
そのため、ARとしての精度をあげるとなると開発難易度が高くなります。
ビジネスからアミューズメントまで幅広く使えるARですが、アプリのタイプによって開発難易度が大きく変わってきます。
開発難易度によってかかるコストも変わるので、提供するサービスの内容を考えてタイプを選択しましょう。
VR/ARアプリ開発にはそれぞれ異なるポイントがある
今回は、VR/ARアプリの開発を依頼する際のポイントについて紹介してきました。
自社にとってVRまたはARアプリ開発の外注が必要か判断する材料にとなりましたでしょうか。
VRアプリとARアプリでは特性も開発方法も全く異なります。
提供したいサービスがどちらのアプリに適しているかを考えて、開発依頼をしたほうがよいでしょう。
今後、VR/ARアプリの開発を外部発注する予定の方は、ぜひコンシェルジュまでご相談ください。
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この記事を書いた人
編集部員 濵岸
編集部員の濵岸と申します。コンテンツ作成と取材を主に担当しております。身長が低いため学生時代は「お豆」と呼ばれていました!豆らしく、皆様の役に立つ記事を「マメに豆知識を!」の意識で作成します!どうぞよろしくお願いいたします!