
複合機の運搬にかかる費用と運搬時の2つの注意点
公開日:2019.08.13 最終更新日:2021.05.10
会社の事業拡大などでオフィスを移転する際、当然ですが現在のオフィスにある数多くの備品を新オフィスに運搬する必要があります。
備品を運搬する手配をしていてまず困るのは、複合機の運搬についてではないでしょうか。
扱いに注意が必要な精密機器かつ、大きく重たいものなので、専門業者への依頼が必要です。
そこで今回は、複合機の運搬にかかる費用と、運搬時の注意点を解説していきます。
将来的にでもオフィスの移転を予定されている事業者様は、ぜひチェックしてみてください。
複合機の運搬費用はいくらかかるのか
複合機は、そもそもが精密機器なので、衝撃を極力与えない仕組みの専用のトラックを使って運搬します。
そのため、一般的な備品の運搬や家具の引っ越しとは料金が異なります。
ここからは、複合機の運搬費用について解説していきます。
複合機の運搬費用の大まかな相場
複合機の運搬は、基本の運搬費用に加えオプション料金が加算されることがあります。
例えば移転元・移転先ともにオフィスは1階か、そうでないなら使うのはエレベーターか階段か、窓から搬入するのかといった条件により、オプションが追加されます。
まずは、東京都23区内のオフィスから、近郊の各エリアに複合機を運搬した際の費用相場を下記の表にまとめました。
移転先オフィスの所在地 | 運搬費用の相場 |
東京都(23区内) | 8,000円~13,000円程度 |
東京都(23区外) | 13,000円~30,000円程度 |
埼玉県・神奈川県・千葉県 | 13,000円~30,000円程度 |
移動距離が短いほどに運搬費用が安くなる傾向があります。
料金に幅があるのは、必要な業者の人数や当日使用するトラックの種類などにより計算が異なるためです。
また、運搬の際のオプション料金の相場は下記のとおりです。
- エレベーター作業…3,000円~
- 階段作業…4,000円~/階
- 窓からの搬入…8,000円~
- 柵など障害物をまたぐ作業…10,000円~
条件により大きく異なるため、まずは費用の見積もりを!

運搬にかかる具体的な値段は、見積を出してはじめてわかります
上記にて大まかな料金相場を提示しましたが、具体的な費用の金額は、業者に見積を出してもらうまでわかりません。
業者や移動距離、複合機の大きさ、作業器具を使うかなどのいくつかの要素によって費用が大きく変わっていくためです。
ただし、複合機の運搬費用を安くおさえる方法はあります。
オフィス移転の引っ越し全体を請け負ってくれる業者へ依頼すればいいのです。
引っ越しをすべて1つの業者に頼む場合、オフィスを移転するときにかかる費用をトータルで考えることができるからです。
複合機以外の機器も含めてオフィスを移転する場合は、オフィス移転業者のご利用がおすすめです。
複合機運搬における注意点
では、複合機を運搬する際にはどのような点に気を付ければいいのでしょうか。
ここでは複合機の運搬時に覚えておきたい注意点を2つご紹介します。
複合機の運搬での注意点①移動は自社スタッフだけで行わない

自社スタッフが運ぶと故障するリスクが高くなります!!
複合機の運搬費用を安くするために、業者に依頼せずに会社のスタッフだけで運搬するという方法を考えた人もいるのではないでしょうか?
しかし、費用を抑えるためにスタッフだけで複合機を運ぶのはおすすめできません。
なぜなら、精密機械ですし、業務用の複合機は大きく重量もあります。
スタッフが運ぶと、複合機を傾けたりぶつけたりして、故障させてしまう危険性が高いのです。
もし故障してしまった場合、修理費用が別途で発生します。
専門業者に頼めば運搬費用はかかりますが、精密機器の移動にも手馴れているプロが運搬するため、故障のリスクは低くなります。
故障のリスクやトータルコストを考えると、複合機はスタッフが移動させるのではなく、引っ越し業者や運搬業者に依頼したほうがよいでしょう。
複合機の運搬での注意点②リース契約を結んでいる場合は事前に連絡を!

リース会社には早めに電話で確認をしておけば安心!
自社で購入して所有している複合機は基本的に備品として扱われるため、そのまま移動させても問題ありません。
中古で買ったコピー機なども同様の扱いとなります。
カウンター保守契約などを結んでいる場合のみ、移転後のオフィスでの保守点検をスムーズに行うため、事前に業者に連絡を取っておくと安心というくらいです。
しかし、リース契約を結んで複合機を使用している場合は、移転が決定した時点でリース会社に連絡を入れる必要があります。
なぜなら、リース契約を結んだ複合機の所有権は契約元のリース会社にあるからです。
面倒かもしれませんが、リース契約をしている場合、複合機は会社の所有物ではないため、契約に従い手続きを行いましょう。
また、リース会社によっては、契約の際に移転の場合の取り決めをしていることもありますので、事前に契約書の内容を確認しましょう。
移転を機にリース契約を見直したいという事業者様は、ぜひ複合機リースの費用相場を業者比較の参考にしてみてください。
おすすめの複合機運搬業者3選
EMEAO!では、複合機の導入やオフィス移転をはじめとするさまざまな専門業者を無料で紹介しています。
しかしながら、2020年11月現在、複合機の運搬のみを依頼できる業者の紹介は行っておりません。
そこで今回は、EMEAO!運営事務局が調査した複合機の運搬を行っている業者の中からおすすめの3社をまとめました。
業者探しのご参考になれば幸いです。
複合機運搬業者①ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトグループの引っ越しサービスであるヤマトホームコンビニエンスでは、一般的な引っ越し以外にも複合機や金庫など500kg以内の重量物の運搬も行っております。
全国対応しており、土日祝も予約受付可能なため、都道府県をまたいだオフィス移転や変則的なスケジュールをご希望の場合も活用できます。
複合機運搬業者②和興運送株式会社
大阪府東大阪市の運送会社・和興運送株式会社では、美術品やロボットなどの運送にも携わっているプロのドライバーが複合機の運搬を行っています。
積荷に衝撃を与えにくいエアーサスペンション車を使っているため、複合機のような精密機械の運搬も安心です。
複合機運搬業者③扶桑運輸株式会社
東京都足立区に拠点を構える扶桑運輸株式会社は、段差や階段など複合機の運搬が難しい場所であってもさまざまな専門の道具を使って作業することを得意としています。
他社では断られてしまった案件にも対応できるので、狭い場所や障害物のある場所など難しい条件での複合機の搬出・搬入をお考えの際はおすすめの業者です。
複合機の運搬が必要な際は、移転専門業者やリース会社に早め早めの連絡を
複合機の運搬にかかる費用と運搬時の注意点について解説してきました。
費用については、具体的な費用の金額は業者に見積を出してもらうまでわかりません。
ただ、複合機だけでなくオフィスの備品の運搬をまとめて専門業者に依頼することで費用をおさえることはできます。
運搬時の注意点としては、故障のリスクを減らすために自社のスタッフで運搬をしない、リース契約で複合機を借りている場合はリース会社に移転の連絡をする、という2点に気を付けましょう。
オフィスの移転には、複合機を含めた備品を運搬する手配も含め、様々な作業が必要です。
早めに必要な費用計算や手続きを整理しておくと安心です。
また、場合によっては移転のタイミングで複合機を新しいものに入れ替えたり、移転ではなく新規にオフィスを増設するというケースもあるでしょう。
複合機の入れ替えや新規導入が必要になった際は、ぜひEMEAO!にご相談ください。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。





