アプリ開発は個人でできる?必要な費用の目安や収入を得る方法も解説

公開日:2023.12.01 最終更新日:2024.04.19

スマートフォンの普及で、アプリの利用が身近になり、個人で開発する方も増えています。実際にiPhoneアプリやAndroidアプリのなかには、個人で開発されたものも多いです。

この記事では、個人でアプリ開発するメリットや必要な費用の目安、収入を得る方法について解説します。

個人でアプリ開発をすることを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

アプリ開発は個人でできる?

アプリ開発は、個人で実施可能です。一般的にスマートフォンなどで利用されるアプリは、企業が開発しているイメージを持つ方も多いでしょう。

しかし、インターネット環境やパソコンなどがあれば、個人でアプリを開発し、リリースすることが可能です。昨今、個人でアプリ開発をして副業で稼いでいる方や個人事業主として独立する方が増えてきています。

個人でアプリ開発する4つのメリット

個人でアプリ開発するメリットは、主に4つあります。

  • ポートフォリオにできる
  • 広告からの収入を得られる
  • 自分の意向を反映できる
  • スキルを高められる

それぞれ詳しく解説します。

1.ポートフォリオにできる

個人でアプリ開発をすれば、ポートフォリオとして提示できるようになります。転職活動や副業探しの選考過程では、ポートフォリオの提示が求められるケースが多くあります。特にシステムエンジニアとして活躍したいと思っている方は、アプリ開発で独自のプロジェクトを実現し、自身のスキルや能力を証明しましょう。

2.広告からの収入を得られる

開発したアプリを有料で配信したり、アプリ内に広告を貼ったりすることで、収入を得られる可能性があります。

広告収入を得ることは、開発者にとって追加の収入源となるだけでなく、アプリの継続的な改善やアップデートのための資金を確保する手段にもなります。広告からの収入を得ることによって、開発者はより多くのリソースを投入し、アプリの品質や機能を向上させられるでしょう。

3.自分の意向を反映できる

既存のアプリを使用する際には、「機能が使いにくい」「デザインが物たりない」などと感じることもあるでしょう。

しかし、個人でアプリを開発できれば、機能面やデザイン面など、自由に設計できるため、自身が求める仕様のアプリを作れます。また、アップデートも気軽にできるので、試行錯誤しながらアプリの改善も図れるでしょう。

4.スキルを高められる

アプリ開発をする際には、プログラミング学習をアウトプットする作業が必要です。そのため、継続的な学習をすることが欠かせません。

アプリ開発を通じて、プログラミング言語やツールの習得に取り組むことで、自身のスキルを向上させられるでしょう。そのため、現在システムエンジニアとして活躍している方はもちろん、これから目指そうと思っている方にもおすすめです。

関連記事:アプリ開発におすすめのプログラミング言語とは?種類と特徴を解説

個人でアプリ開発をする際に必要な費用の目安

個人でアプリ開発をする際には、費用の目安を把握することが大切です。ここでは、iPhoneアプリとAndroidアプリの費用の目安について解説します。

iPhoneアプリの費用の目安

iPhone向けのアプリを開発する場合、以下の費用がかかります。

  • App Store登録費用(年間費用 ):99USドル(日本円で1万4,000円〜1万5,000円程度)
  • アプリ開発ツール:無料~月額費用
  • サーバー環境:無料~月額費用

また、iPhoneアプリは、Macのパソコンのみでしか開発できません。そのため、Windowsのパソコンしか持っていない方は、Macのパソコンを用意する必要があります。

Androidアプリの費用の目安

Android向けのアプリを開発する場合、以下の費用がかかります。

  • Google Play登録費用(初回登録費用):25USドル(日本円で3,000〜4,000円程度)
  • アプリ開発ツール:無料~月額費用
  • サーバー環境:無料~月額費用

iPhoneアプリよりも低価格であるため、まずはAndroidアプリを開発してみるのも一つの手です。

関連記事:iOSとAndroidのアプリ開発における違いとは何か

個人でアプリを開発する手順

個人でアプリを開発する手順は、以下の通りです。

  1. 企画の立案
  2. アプリの設計
  3. アプリの開発
  4. テストの実施
  5. リリースに向けた準備

それぞれ詳しく解説します。

1.企画の立案

企画を練る際には目的を明確にした後、実現したい機能を書き出し、理想とするアプリの完成図を描きます。

また、すでに類似した機能のアプリがリリースされていないか、確認することも大切です。類似したアプリが多数出回っている場合、競合に負けてしまう可能性があるためです。

2.アプリの設計

アプリの設計では要件定義、外部設計、内部設計を行う必要があります。それぞれの定義は、以下の通りです。

  • 要件定義:アプリの企画を実現する際に必要な機能をまとめた設計図
  • 外部設計:アプリの画面設計やボタン配置、画面推移などを決める
  • 内部設計:アプリ内で処理するプログラムを設計する

3.アプリの開発

アプリの開発は、アプリの設計に従い、コーディングする流れで実施します。リリース後に見てもわかるように、引数や処理、戻り値の内容について残しておきましょう。

4.テストを実施

アプリ開発が完了したら、実装した機能が動作するかテストを実施します。

ストは、画面単位と機能単位で実施する単体テストと、アプリ全体を確認する総合テストに分けて行いましょう。

5.リリースに向けた準備

テストを実施したら、リリースに向けた準備を進めます。

Google Play ConsoleやApple Developer Programに登録申請をし、審査を受けましょう。審査結果は、数日〜1週間程度で出ます。審査に合格できたら、アプリを公開しましょう。

個人でアプリ開発をする際の注意点

個人でアプリ開発をする際の注意点は、主に4つあります。

  • 審査ガイドラインに従う
  • 利用規約を作成する
  • 問い合わせへの対応手順を決める
  • 不具合やアップデート対応を考える

それぞれ詳しく解説します。

審査ガイドラインに従う

個人でアプリ開発をする際には、審査ガイドラインに従って進めましょう。ガイドラインに違反している場合、アプリがリリースできなくなるためです。

iPhoneアプリとAndroidアプリで、ガイドラインは異なるため、作成するアプリのガイドラインをチェックするようにしましょう。

利用規約を作成する

個人でアプリ開発をする際には、利用規約を作成する必要があります。利用規約は、契約書の代わりになるものです。

ユーザーがアプリを利用する際には、「利用規約の記載事項に同意した」と見なされます。利用規約の記載事項の例は、以下の通りです。

  • サービス名
  • 提供者
  • 用語の定義
  • 規約への同意、規約の変更
  • 個人情報の取り扱い
  • アカウントの管理方法
  • 免責事項
  • 禁止行為
  • 広告の掲載
  • 準拠法、裁判管轄
  • 運営者への連絡方法
  • 施工日、改定日

問い合わせへの対応手順を決める

個人でアプリ開発をする際には、ユーザーからの問い合わせへの対応手順を決めることも大切です。

ユーザーからの問い合わせに対して返信がなかったり放置したりしてしまうと、ユーザーからの信用を失いかねません。ネガティブな口コミが増える原因にもなるため、問い合わせへの対応手順はしっかり検討しておきましょう。

不具合やアップデート対応を考える

不具合が起きた際の対応や、OSのアップデート対応を考えることも必要です。不具合が発生した場合には、迅速かつ効果的な対応策を講じなければいけません。

また、OSのアップデート時は、開発者に向けて機能の変更点についての通知が届きます。その際には、開発したアプリに関連する変更点はないかどうか確認し、すみやかに対応するようにしましょう。

個人のアプリ開発で収入を得る方法

個人のアプリ開発で収入を得る方法は、主に3通りあります。

  • 有料アプリ配信
  • 無料アプリ+広告配信
  • 受託開発

それぞれ詳しく解説します。

有料アプリ配信

有料アプリには、アプリの利用に費用が発生するタイプと、アプリ内で課金するタイプの2つの種類があります。

アプリの利用に費用が発生するタイプは、すでに認知されているサービスでないと、普及するのが難しいとされています。そのため、個人でアプリ開発をする場合は、アプリ内で課金するタイプから始めることをおすすめします。

無料アプリ+広告配信

無料アプリとして配信し、アプリ内に広告を掲載する方法もあります。広告の表示回数やクリック数に応じて収益が発生するタイプであるため、継続的な収益が見込めます。

一方で、アプリのアプリのユーザー数が一定量を超えないと、まとまった収入を得られない点は、デメリットといえます。

受託開発

クラウドソーシングなどを用いて、アプリ開発の案件を受注・納品し、収益を得る方法です。

ただし、アプリの受託開発を実施するには、一定以上の経験やスキルが必要となります。そのため、経験やスキルに自信のある方に適した、収益化の方法といえるでしょう。

まとめ:個人でアプリ開発をして収入を得よう

個人でアプリ開発を行うことは可能です。実際に個人でアプリ開発をすると、ポートフォリオにできたり、スキルを高められたりするなど、多くのメリットを得られます。

また、アプリ開発後に広告収入を得ることも可能です。有料でアプリを提供するだけでなく、アプリ内に広告を掲載することで収益を得るなど、収益化する方法もさまざまです。自身の状況や目的に合った方法を選択し、アプリ開発に挑戦しましょう。

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