京セラの複合機の特徴|他メーカーとの違い
公開日:2020.03.06 最終更新日:2024.05.15
「オフィス用複合機を探しているけど、どのメーカーいいのか……」
と、決めかねている事業者様もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は京セラの複合機について、代表的な機種から全般的な特徴、どんなオフィスに適しているのかまで詳しくご紹介していきます!
複合機選びでお困りの事業者様はぜひ参考にしてみてください!
京セラの複合機をリースしようかと思われた際には、ぜひあわせて複合機のリース契約にかかる費用の相場もご覧ください。
京セラの複合機について簡単なご紹介
京セラは京都府に本社を置く、国内有数の機器メーカーです。
電子機器、太陽電池、ファインセラミックスなど数多くの事業に進出しています。
現在複合機を開発・販売しているのは、京セラの子会社である京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社。
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は2000年創業であるものの、1959年から創業する京セラから脈々と受け継がれるものづくりのノウハウが生かし、高品質な複合機を次々に発売しています。
京セラの複合機の代表的な機種は、以下のとおりです。
京セラの複合機の特徴とは?
ここからは、京セラの複合機の特徴について詳しくご紹介していきます。
京セラの複合機は大きく3つの特徴を備えています。
特徴①耐久性の高さ
京セラの複合機は耐久性の高さに定評があります。
もともと京セラはファインセラミックスの加工業からスタートしたこともあり、それに関わる精密機器の取り扱いに長けているという強みがあるためです。
部品ひとつひとつの摩耗度合いも他メーカーと比べて少なく、長く使い続けられます。
特徴②コスト削減に役立つ機能
京セラの複合機には、コスト削減に配慮した多彩な機能が搭載されています。
例えば、インクの使用量を抑えて印刷できる「エコプリント」や、視認性はそのままにカラーインクを節約する2色刷り機能、印刷データに白紙があった場合自動で印刷対象から除外する機能などがあります。
特徴③ユーザーに優しいアシスト機能
京セラの複合機には、ユーザーが使いやすいようにアシストする機能も多数搭載されています。
例えば、利用時に紙詰まりやトナー切れなどのトラブルが発生した際は、操作パネル上に問題の解消手順がアニメーションで表示され、誰でも簡単に対処できるよう配慮されています。
また、トナーを交換する際には、切れたトナーが自動的に前に飛び出す設計になっています。
何色のトナーが切れたのかがひと目でわかるため、素早くトナーを交換できますし、別色のトナーを交換してしまう心配もありません。
京セラの複合機はどんなオフィスに向いているのか?
上記のような特徴から、京セラの複合機は以下のようなオフィスに適しているといえます。
- 日々多くの資料を印刷する必要があるオフィス
- ランニングコストを安く抑えたい
- 機器の操作に不慣れな従業員がいるオフィス
京セラの複合機が安いと言われている理由
ここでは、京セラの複合機が安いと言われている理由として、以下の3つを解説します。
- 生産コストの低減
- ランニングコスト
- 高い耐久性
生産コストの低減
京セラの複合機が安いと言われる主な理由は、生産コストの低さにあります。2008年に国内生産の大部分を中国工場に移行したことで、製造コストを大幅に削減しています。もちろん購入価格だけでなく、リース料金でも他社の複合機に比べてリーズナブルです。
ランニングコスト
京セラの複合機がランニングコストが安いと言われる理由は、独自の長寿命な部品を採用することで交換頻度が極めて少なく済むためです。
また部品を交換する頻度の低減により、カウンター料金が業界トップクラスに安く設定されています。他にも大容量トナーの採用により、トナー交換の頻度が少ないこともランニングコストを抑えられる要因です。
高い耐久性
耐久性が高いことも、京セラの複合機が安いと言われる理由です。京セラは、ファインセラミックスをはじめとした高い技術力を有しており、複合機の部品の耐久性を向上させることで長寿命化を実現しています。
また京セラの複合機に使用されているアモルファスシリコンドラムは、約100万枚の印刷に耐えられます。
京セラの複合機「TASKalfa」の特徴3選
京セラの複合機の中でも人気のシリーズ「TASKalfa」の、特徴は以下の3つです。
- 高い耐久性
- 高速プリント
- 高画質な印刷
高い耐久性
京セラの複合機の耐久性が高いのは、部品の一つであるドラムの交換頻度が少ないためです。通常のドラムは約30万枚の印刷で交換が必要ですが、京セラは独自の技術により約100万枚の印刷ができるドラムを採用しています。
「TASKalfa」シリーズの一部モデルで採用されているのは、耐久性の高い「PSLPドラム」です。高品質なドラムにより、本体価格を抑えつつも高いスペックと長寿命を実現しています。また印刷時の定着器の温度を最適に保つ技術が採用されており、部品の長寿命化に貢献しています。
高速プリント
「TASKalfa」シリーズは、高速プリントを実現する優れた機種として知られています。カラーで毎分55枚、モノクロでも毎分60枚の高速印刷が可能です。高速印刷を支える技術として、高性能なCPUとメモリが搭載されています。
高速印刷を実現しながらも、コンパクトなサイズと手頃な価格を実現してる点も大きな特徴です。ユーザーが欲しい機能と、コストのバランスが取れた複合機と言えます。
高画質な印刷
京セラ独自の画像スムージング機能「KIRモード」を搭載しているため、1,200dpi相当の高画質での印刷が可能です。「TASKalfa」シリーズの一部モデルでは、解像度4,800dpi相当×1,200dpiの高精細な書き込みが可能で、小さな文字も鮮明に印刷できます。
商業用印刷市場の中でも特に高画質が要求されるカタログ、書籍、ダイレクトメールなどの出力をしたい場合は、「TASKalfa Pro 55000c」がおすすめです。中間スペックのモデルである「TASKalfa 4053ci」も、高画質で美しい発色を実現しています。
オフィスでの日常的な印刷から、商業用印刷まで、幅広いニーズに応えられる優れた複合機シリーズと言えるでしょう。
京セラの複合機でスキャンする方法
京セラの複合機でスキャンする方法は、以下の4つがあります。
- メールで送信する
- フォルダに送信する
- 蓄積する
- 外部メディアに保存する
メールで送信する
スキャンしたデータをメールで送信する方法です。送信先は宛先表一覧から選択したり登録番号を入力したりすることで、設定できます。基本的な流れは以下のとおりです。
- ネットワーク環境への接続を確認する
- 「システム初期設定」でネットワークを設定する
- 「スキャナー初期設定」で各項目を設定する
- 原稿をセットし読み取る
- 送信先を設定しメールで送る
フォルダに送信する
読み取ったデータをネットワーク経由で、共有フォルダーやFTP サーバー、NetWare サーバーに送信する方法です。
- ネットワーク環境への接続を確認する
- 「システム初期設定」でネットワークを設定する
- 「スキャナー初期設定」で各項目を設定する
- WindowsまたはMac OS の環境に共有フォルダーを作成/コンピューターの情報を確認
- 原稿をセットし読み取る
- 送信先を設定しフォルダーへ送る
蓄積する
読み取ったデータを、複合機に蓄積する方法です。蓄積したデータは後からメールで送信したりフォルダへ送信したりできます。
- 複合機の「文書蓄積」を押す
- 原稿をセットし読み取る
- 「蓄積文書指定」を押す
- 送信する文書と送信方法を選択する
- 「スタートキー」を押す
外部メディアに保存する
読み取ったデータを、USBメモリーまたはSDカードに保存する方法です。パソコンを使用しなくても、簡単にデータ化や保存ができます。
- メディアスロットにメディアを挿入する
- 「文書蓄積」を押す
- 「メディアに蓄積」を押す
- 健康をセットし読み取る
京セラの複合機は、多様な機能と耐久性の高さが魅力的
いかがでしたでしょうか。
この記事を読むことで京セラの複合機の特徴をご理解いただけたかと思います。
京セラの複合機は、「耐久性の高さ」「コスト削減に役立つ機能」「ユーザーアシスト機能」の3つが特徴的です。
複合機の稼働率が高く業務の核となる企業であれば、耐久性が高い京セラの複合機がおすすめ。
また、運用費用を抑えたい場合や、どの従業員でも使いやすい複合機をお求めの場合にも、京セラの複合機を選ぶといいでしょう。
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この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。