ムラテックの複合機の特徴|他メーカーとの違い
公開日:2020.03.26 最終更新日:2024.05.15
「複合機を販売しているメーカーがいくつもあって、どこの製品を選んでいいか分からない……」
そうお困りの事業者様もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、ムラテックの複合機について、代表的な機種から全般的な特徴、どんなオフィスに適しているのかまで詳しくご紹介していきます。
複合機選びでお困りの事業者様はぜひ参考にしてみてください!
ムラテックの複合機のリースを検討中の事業者様は、ぜひ複合機のリース料金の相場表もあわせてチェックしてみてください。
ムラテックの複合機について簡単なご紹介
ムラテックは、1935年07月に繊維機械の製作所として立ち上げられ、そこ後日本で初めて一般用のFAXを販売し始めた企業です。
ムラテックは複合機メーカーとしてはあまり有名ではありませんが、扱っている複合機は東欧州でトップシェアを誇っているコニカミノルタのOEM製品です。
つまり、コニカミノルタが複合機を製造して、ムラテックが販売をしています。
ムラテックの複合機の代表的な機種は、以下のような製品があります。
ムラテックの複合機の特徴とは?
ここからは、ムラテックの会社と複合機の特徴について詳しくご紹介していきます。ムラテックの会社概要と、複合機ブランドとしての位置づけを解説したあと、複合機の特徴を3つ紹介します。
ムラテックの会社概要
ムラテック(村田機械株式会社)は、1935年に創業した日本の総合機械メーカーです。主な事業は以下のとおりです。
- ロジスティクスシステム
- FAシステム
- 半導体製造工程用搬送装置
- 工作機械
- シートメタル加工機
- 繊維機械
- デジタル複合機・ファクシミリ
ムラテックの複合機事業に関する歴史は、1973年に遡ります。この年、ムラテックの「dex180」が電電公社(現NTT)からファクシミリ型式認可第1号を取得しました。以降ムラテックは、通信ネットワーク技術を活かしたファクシミリ及び複合機の開発を重ねてきました。
現在は長年蓄積してきた技術と革新を強みに、デジタル複合機やファクシミリなどを含めた幅広い情報機器事業を手掛けています。ムラテックは機械メーカーとしての側面と合わせて、通信技術を活かした複合機やファクシミリ分野の先駆者としての側面も持ち合わせている企業です。
ムラテックの複合機ブランドの位置づけ
ムラテックは総合的な機械メーカーとして幅広い分野で事業を展開している中で、複合機の分野でも長い歴史を持っています。1973年に世界で初めてのファクシミリ型式認可を取得した実績があるなど、通信技術を活かした複合機開発に注力してきました。
しかし現在の複合機市場におけるシェアは、決して高くありません。複合機の国内シェアは、キャノン、リコー、ブラザーが3強で、家庭用市場で力を発揮しているゼロックスが続く形です。一方でムラテックの複合機は、東欧州でトップシェアのコニカミノルタ製品のOEM品と評価されています。
ムラテックは複合機分野の先駆者的存在でありながら、国内市場では主要メーカーに遅れをとっている状況です。しかしOEM品としての評価は高く、長年の技術力は健在と言えるでしょう。
特徴①MacOSを標準装備
ムラテックの複合機には、MacOSが標準装備されています。
つまり、他のメーカーの複合機ならオプションを付けないとMacと連携させられませんが、ムラテックの複合機なら最初から連携できるということです。
そのため、ムラテックの複合機はMacの利用者が多い傾向のあるデザイン事務所や設計事務所への設置に向いています。
特徴②手厚い保守サポート
ムラテックは保守サポートが充実していると評判のメーカーです。
全国に25カ所の営業拠点と38カ所のカスタマーサポートの拠点があるため、全国どこでもしっかりとした保守サポートが受けられるでしょう。
しかも、ムラテックの保守サポートは平日はもちろん、土曜日でも無料で受けられます。
また、Muratec Is Supportというサービスに申し込んでおけば、遠隔リモートサービスを利用することもできます。
特徴③使いやすい操作画面
ムラテックの複合機には、直感的に操作することができるタッチパネル式の操作画面が採用されています。
さらに、機器に不慣れな従業員が迷いなく操作できるよう、シンプルな画面デザインに設定することも可能です。
ムラテックの複合機はどんなオフィスに向いているのか?
先に解説したような特徴を考慮すると、ムラテックの複合機は以下のようなオフィスへの設置に適しているといえます。
- Macを使用している従業員が多い
- ストレスなく複合機を使用したい
- 複合機が使えなくなると業務に大きな支障が出る
ムラテックの複合機の価格は?
ムラテックの複合機の本体価格は、約60万~160万円と機種によって価格の幅が広くなっています。
また、カウンター料金はモノクロ約1円/枚、カラー約10円/枚と相場の価格と大差ない値段で利用できます。
複合機のカウンター料金の相場については、こちらの複合機の1枚当たりのカウンター料金の相場をご確認ください。
ムラテックの複合機を使うメリット・デメリット
ムラテックの複合機を活用するメリット・デメリットを以下にまとめました。
- 画質・発色がよい
- サポートが丁寧
- サポート拠点が全国的に少ない
- カウンター料金の値段は相場と変わらない
ムラテック複合機でスキャンする方法
ムラテックの複合機でスキャンする方法は、以下の4つがあります。
- コンピューターのフォルダーにスキャンする
- TWAINボックスへスキャンした画像を取り込む
- スキャンしたものをメール送信する
- Information Serverへスキャン文書を保存する
1つずつ詳しく解説します。
コンピューターのフォルダーにスキャンする
使っているパソコンのフォルダーへ、スキャンデータを直接取り込む方法です。
コンピューターに共有フォルダを作成する
まずはお使いのコンピューターに共有フォルダーを作成する必要があります。
複合機に宛先を登録する
Web上で、スキャンしたデータを送るフォルダーの宛先を登録します。
- WebブラウザーのURLに機器のIPアドレスを入力してEnterを押すか、デスクトップ上のInformation Serverへのショートカットアイコンを開く
- [管理画面]をクリックします。
- 一覧の「ユーザー情報」から、[フォルダーショートカット]をクリックします。
- [新規登録]をクリックします。(既存の宛先を変更する場合は、設定名をクリックします)
- 詳細情報を設定して最後に保存を押します。項目の詳しい解説はこちらをご覧ください。
原稿を読み取る
複合機で実際にスキャン操作します。
- 原稿をセットし「スキャナー」を押す
- [保存]タブ、[フォルダー]の順に押す
- フォルダーショートカットを選択する
- 「スタート」を押す
TWAINボックスへスキャンした画像を取り込む
複合機にスキャンデータを蓄積しておき、必要な時にパソコンに取り込む方法です。
スキャナドライバのインストール(ネットワーク接続の場合)ダウンロードページから「スキャナードライバー(ネットワーク)」をダウンロードし、フォルダ内の「Setup.exe」アプリケーションを実行します。
- 文書を保存する
- 原稿をセットし「スキャナー」を押す
- 「応用機能」→TWAIN 原稿」の順に押す
- 「蓄積」を押す
- TWAIN ボックスを選択する
- 「はい」または「スタート」を押す
- スキャンデータをコンピューターへ取り込む保存した文書をコンピューターで取り込むためには、TWAINアプリケーションが必要です。ムラテックでは「PDF scan maker」が提供されています。「PDF scan maker」の詳しい使い方はこちらを参照してください。
スキャンしたものをメール送信する
スキャンデータをメールへ添付して送信する方法です。
複合機のメール設定をおこなうスキャン文書を直接メールで送信する場合は、複合機にメール設定をおこなう必要があります。具体的な方法は、メール設定 ページを参照ください。
- メール宛先を登録する
- WebブラウザーのURLに機器のIPアドレスを入力してEnterを押すか、デスクトップ上のInformation Serverへのショートカットアイコンを開く
- [管理画面]をクリックするか、ユーザーを選択し、ログインする
- 一覧の「ユーザー情報」から「宛先表」をクリック
- メールアドレス欄を入力して保存
- 文書を送信する
- 原稿をセットし「スキャナー」を押す
- 「メール」タブを押す
- 宛先を選択する
- 「スタート」を押す
Information Serverへスキャン文書を保存する
- InformationServerへ文書を保存する
- 原稿をセットし「スキャナー」を押す
- 「保存」タブ→「ボックス」の順に押す
- 宛先を選択する
- ユーザーグループを選択するときは「グループ」を押す
- 画質等を設定し「スタート」を押す
- ボックスの文書を取り出す
- InformationServerへログインする
- 文書ボックスをクリック
- 閲覧する文書名をクリック
- 文書名にチェックを入れ「ダウンロード」を押す
ムラテックの複合機はMac対応!操作性が高く保守サポートも充実しています
今回はムラテックの複合機の特徴や、どんなオフィスへの設置に向いているかについて、詳しくご紹介してきました。
ムラテックの複合機は、MacOSが標準装備で、操作性が高く、保守サポートが充実しているという特徴があります。
デザイン事務所や設計事務所などMac利用者が多い傾向のあるオフィスや、複合機を使う機会が多い場合には、ムラテックの複合機をおすすめします。
「ムラテックの具体的な機種についても知りたい!」
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そう思われた事業者様は、ぜひお気軽にEMEAO!にお問い合わせください。
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複合機の優良おすすめ業者とメーカーを知りたい方はこちらをご覧ください。
地域別におすすめ業者を知りたい方はこちらをご覧ください。
この記事を書いた人
編集部員 河田
編集部員の河田です。編集プロダクションでの書籍編集の経験を経て、現在はEMEAO!のWebコンテンツ編集・執筆とお客様へのインタビューを担当させていただいています。日々、コツコツと皆さんのお役に立つ情報を発信していきます!よろしくお願いします。